マキシコシから「ペブルプラス」という名前の新しいベビーシートが発売となりました。
現行モデルのカブリオフィックス・ペブルと合わせ、マキシコシ社からはこれで3つ目のベビーシートとなります。
コンパクトでシャープな外観が特徴のカブリオフィックス、どっしりとした外観でさらなる安全性を考慮に入れたペブルの2トップで十分と思われていたところに新機種の投入。
「ペブルプラス」の名前から、使い勝手がよく機能的にも満足度の高いペブルのさらに上を行くモデルとして認識されている方も多いはず。
「プラス」といわれる部分は何なのか?
従来型の「ペブル」と「ペブルプラス」の違いについて解説いたします。
*カブリオフィックスとペブルの違いについても併せてご覧ください。
外観の違い
*左がペブル、右がペブルプラス
写真をご覧のとおり、外観上の大きな違いは見受けられません。
しいていえばペブルプラスには「ハグインレイ」と呼ばれる赤ちゃんを包み込む大型のクッションが装備されています。このクッションにより、赤ちゃんの乗り心地の向上と安全性がアップしています。
ペブルで好評だったウイングハーネス機能もペブルプラスにはしっかりと受け継がれています。
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大きさ・サイズの違い
ペブルとペブルプラスは筺体自体は同じと思いきや、カタログスペックを見るとサイズが若干異なるため、本体は別物だと推察できます。
新型のペブルプラスのほうが若干小さめ。はっきりとした理由はわかりませんが、コンパクトにして取り回しを優先させたのかもしれません。
重量の違い
新型のペブルプラスの本体重量は4.45Kg。対するペブルは4.1Kg。
ペブルプラスはペブルに比べて本体が若干小さくなり、350g重くなっています。
350gの違いは新しい安全基準に対応していることがが起因していると思われます。この重量差をどのように捉えるかですが、個人的には数百グラムの重量差を選定基準にすべきではないと考えております
トラベルシステムと言われる機動性の高いベビーシートのため、少しでも軽いタイプは魅力的ですが、赤ちゃんを乗せた状態でキャリーハンドルを持って長時間移動することは皆無です。(その場合はベビーカーにセットして利用するため。)
耐荷重13kg、対象月齢0か月~12か月は両機種とも一緒です。
ペブルプラスはワンランク上の最新安全基準に適合
ペブルの安全基準 : ECE R 44/04(欧州)適合
ペブルプラスの安全基準 :
・PebblePlus+2WayFix → i-size(R129)適合
・PebblePlus+シートベルト → ECE R 44/04(欧州)適合
ペブルプラスは最新のベースメント(2wayFix)を利用することでヨーロッパの最新安全基準を満たします。
一緒に利用したい利便性と安全性を兼ね備えたベースメント
マキシコシのベビーシートは、乳児用のチャイルドシートとしての利用はもちろん、ベビーキャリーやベビーカーにセットして使用することも可能です。
これらを総称して「トラベルシステム」などと呼ばれています。
マルチな活躍が可能で利便性の高いマキシコシシートですが、さらなる機動性と使い良さ、安全性を求めるならば専用ベースメントも同時に利用したいところです。
ベースメントとは自動車に固定するマキシコシの台座のようなもの。
ベースメントがあれば簡単に取付、取り外しが可能となり、しかも安全・確実に設置できます。
マキシコシシートを自動車へ設置する際は通常のチャイルドシートと同様にシートベルトを利用することも可能ですが、ベースメントを利用しない場合、取り付け・取り外しには少々時間がかかるのは仕方のないところ。
機動性を重視してベビーシートを選択したマキシコシユーザーはかなりの比率で同時にベースメントも購入・利用しています。
マキシコシベビーシートをお使いになられるならばポテンシャルを100%引き出すためにもベースメントの利用を強くお勧めいたします。
ペブルとペブルプラスのベースメントは!?
マキシコシシートのベースメント対応は前表のとおり。
ファミリーフィックスとツーウェイフィックスというタイプがあります。2機種ともにisofixに対応したモデル。
この表にはありませんがもう一つ「イージーベース2」というモデルも存在します。こちらはベースメント本体をシートベルトで固定するタイプです。
新型のペブルプラスは最新ベースメントの2wayFixしか利用できず、シートベルト固定の「イージーベース2」も利用できません。(カブリオフィックス、ペブルは利用可)
つまり、ペブルプラス+ベースメントの組み合わせはisofixマウントを装備した車しか利用できないことになります。
同時発売のニュータイプベースメント、「2ayFix」がカギを握る
前途の対応表を見る限り、「ペブルプラス」は不利のように感じるかもしれません。しかしながら最新ベースメント「2wayFix」はペブルプラス用に作られたものであり、ペブルプラスの機能を最大限に引き出すベースメントなのです。
チャイルドシート(ベビーシート)としてペブルプラスを単品で利用することはもちろん可能ですが、ベースメント「2wayFix」を同時に利用することを強くお勧めいたします。
最新の安全基準に対応
先にも触れましたが、ペブルプラス+2wayFixの組み合わせにより、今までの「ECE R 44/04(欧州)適合」からヨーロッパ最新「i-size(R129)適合」という安全基準に対応するようになりました。
なにやらわかりにくい表記が登場しましたが、一言でいうと「より安全度が増した」とご理解ください。詳しくは以下リンクをご参照ください。
そのままツーウエイパールも利用可能
ペブルプラス+2wayFixの組み合わせで約1歳まで利用した後はチャイルド・ジュニアシートのツーウエイパールにバトンタッチが可能です。
ツーウエイパールとは約6カ月頃から4歳ぐらいまで長く使える椅子型シート。2wayFixとの組み合わせにより前向き・後ろ向きの2wayで利用が可能。
月齢・年齢の浅いお子様にはある程度の時期まで後ろ向きでの乗車が安全性が高いといわれており、最新安全基準「i-size(R129)」にも適合しております。
まとめ
ペブルプラスは大人気のマキシコシ製最新ベビーシートだけにインパクトのあるスペック変更を過度に期待しすぎたせいか、個人的には少し物足りない感じを受けました。
しかしながら、最新の安全基準を取り入れたこと、ステータス性溢れるマキシコシの新型トップモデルであることなど、選ぶ理由はいくつもあります。
ペブルとペブルプラスの価格差は2018年7月現在1万数千円ほどあります。ベビーシートはそれほど高額な商品ではないため、この価格差はかなりインパクトがあります。
お買い得なペブル、最新の安全性ならペブルプラスを選びたいところ。
私だったら最上の安全性を優先させてペブルプラスにします。
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*注意:マキシコシチャイルドシートをお求めの際は必ず車種適合表をご確認ください。
掲載店舗情報
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