マキシコシのベビーシート、ペブルプラス・ペブル・カブリオフィックスは、トラベルシステムと呼ばれる多機能型ベビーシートとして重宝されています。
大きな持ち手がついたマキシコシベビーシートはチャイルドシートでありながら、赤ちゃんを乗せて簡単に持ち運べるクーファンとしての利用が可能。 産院の退院時から活躍します。
そして、ベビーカーとの組み合わせ。新生児期から安心して使え、赤ちゃんを守るベビーカー用の丈夫なシートとして利用できます。
次にベビーカーから取り外して車へと移動。チャイルドシート(ベビーシート)に大変身。
どの機能を見ても簡単、気軽に使える優れものなのですが、もうひとつ優秀な付属品を付加することで大幅に使い勝手と安全性が向上します。
それはベースメントと呼ばれる車載用アタッチメントの利用。
自動車への設置により、チャイルドシート(ベビーシート)としての利用が可能なのはご存知のとおりですが、都度、シートベルトを使って車へ固定するのは意外と面倒だったりします。
また、車種によってはしっかりと設置できず、グラグラした状態になってしまうことも。
これを解決するのがマキシコシの車載用アタッチメント。(2ウエイフィックス、ファミリーフィックスとイージーベース2)
はじめにベースメントを自動車に設置してしまえば、あとはマキシコシシートをはめるだけ。しっかりと簡単に固定ができ、取り外しもラクラク。
photo by: AirBuggy OnlineStore
利便性と安全性が格段に向上します。
マキシコシベビーシートをご利用になられる多くの方がご利用になられているオプション品です。
ご予算が許すならばぜひご利用ください。
ベースメントは3種類。2ウエイフィックス、ファミリーフィックスとイージーベース2の違い
マキシコシのベースメントは3種類あります。
どれも形は似たように見えますが、仕様が若干異なります。
また、自動車の種類、マキシコシのベビーシート機種により使用可、不可がありますのでそちらもチェックしてください。
マキシコシの現行ラインアップは2ウエイフィックスとファミリーフィックスの2モデルのみですが、イージーベース2でないと取付ができない自動車がありますので、同時に掲載いたしました。
イージーベース2は2018年8月現在、既に廃盤となっており、ネット上で探してみたところ新品ではどこも販売されていないため、必要の場合はユーズド品を見つけるしかありません。
ファミリーフィックスとは
ファミリーフィックスはマキシコシのベースメントでは最もポピュラーなモデルです。
マキシコシファミリーフィックスはシートベルトの固定方法を国際標準化機構(ISO)が定めた新規格、isofix(アイソフィックス)を採用したベースメント。
従来のチャイルドシート、ベースメントはシートベルトで固定するのが一般的ですが、ファミリーフィックスはisofix規格で簡単・確実に設置が可能です。
シートベルトの固定機能がないのでロアアンカー(isofixバー)が搭載されていない車両には利用できませんのでご注意を。
ファミリーフィックスに装着できるマキシコシ機種は、ペブル・カブリオフィックス・パールが対応しています。(ペブルプラスは使用不可)
ベビーシートを利用後、1歳ごろから利用可能なジュニアシート(パール)を設置できるのでとても便利です。
↑画像:マキシコシ パール
設置可能車種はマキシコシ車種適合表でご確認ください。
ISOFIX(アイソフィックス)とは
isofixとは、国際標準化機構(ISO)が、定めるチャイルドシート固定方法の規格。
自動車の後部座席下部にある金具にチャイルドシート(ベースメント)から出現するコネクター取り付け金具を差し込むだけで設置が完了する簡単・確実な国際規格の取り付け方法。シートベルトは一切使用しません。*以下画像参照
通常のシートベルトでの取り付けタイプは一般的に難解で、確実に取り付けるのに苦労しますが、isofixタイプであれば誰が設置しても確実な取り付けができる利点があります。
欧州ブランドのチャイルドシートは積極的に採用しており、日本ブランドのチャイルドシートも2018年8月現在、新品で発売されている約6~7割がisofixタイプと言われています。
ただし、すべての自動車がisofixに対応しているわけではありません。
2012年7月以降に発売された自動車は原則としてすべてisofixの金具ロアアンカー(isofixバー)がついていますが、それ以外は確認が必要です。
設置可能車種はマキシコシ車種適合表でご確認ください。
ファミリーフィックスの設置方法
ファミリーフィックス本体の後方側面にあるボタンを押し出すとisofixのバーが出現します。
出し切れるところまで押し出してください。
前途作業を左右行います。
するとこのような感じになります。
出現した黄色いバーのくちばし状の先端を後部座席にあるisofixアンカーにドッキングします。
しっかりと固定されるとき、カチッと音がします。
前途の作業が確実に完了すると、前方にあるセンサーランプのうち一番左が電子音とともに緑色に点灯します。
レッグサポートを調整します。
ファミリーフィックス本体から見て90度の角度になるようにし、レッグサポートの先端を床面に設置させます。
前途の作業が確実に完了すると全面インジケーターのうち、中央のランプが電子音とともに緑色に点灯します。
ファミリーフィックス本体を自動車のシートにしっかりと固定されるよう本体を後方へ押し込みます。
最後にマキシコシシートを固定して完了です。
しっかりとベビーシートが固定されると前方インジケーターのうち一番右側が緑色に点灯します。
上記内容の動画はこちらから(youtube) ⇒ Maxi Cosi Familyfix Isofix Base – Kiddicare
2ウエイフィックスとは
2ウエイフィックスは前途でご紹介したファミリーフィックスの進化版。
月齢に合わせて前向き・後ろ向きの2WAYでご使用いただけます。
Isofix固定式なのはファミリーフィックスと一緒です。(シートベルト固定不可)
違いを簡単に言うとマキシコシの中では一番安全なベースメントといえます。
ペブルプラスをセットすると側面衝突にも対応した新基準、i-Size(R129)に適合。
マキシコシで現在販売されているベビーシート3モデルのうち、最も人気があるのがペブルプラス。
ペブルプラスを利用するためのベースメントは2ウエイフィックスしか選択肢はありません。
イージーベース2とは
イージーベース2はシートベルトで固定するタイプです。
2018年8月現在では新品としてのラインアップはありません。
Isofixが普及したための廃盤と思われますが、現時点ではisofixに対応していない自動車も数多く存在するため、当該自動車に利用の際はユーズド品を探すしかありません。
一度しっかりと固定すれば、あとはベビーシートを乗せるだけ。
ベビーシートの着脱はワンタッチで可能なので、ラクラク。
ベビーカーから自動車へ、そしてキャリングベースとしてすんなり移動が可能です。
シンプルかつ簡単に固定できるベースメントです。
設置できるマキシコシシートはカブリオフィックスとペブル。
設置可能車種はマキシコシ車種適合表でご確認ください。
イージーベース2の設置方法
イージーベース2本体を安定した状態で座席の上に置きます。
その際、自動車座席背面にしっかりと固定させてください。
シートベルトを目いっぱい伸ばし、イージーベース2本体横にある穴から通します。
中央のシートベルト挟み込み部分に通し・・・
逆の穴からシートベルトを引き出し、シートベルトを自動車本体のバックルに装着します。
最後に中央にあるシートベルト固定金具を下に下ろします。
レッグサポートを調整します。
イージーベース2本体から見て90度の角度になるようにし、レッグサポートの先端を床面に設置させます。
前途の作業が確実に完了するとインジケーターが赤から緑に変わります。
イージーベース2本体の設置はこれで完了
マキシコシシートを設置してみます。
マキシコシシートが完全に装着されるとサイドにあるインジケーターが赤から緑に変わります。
イージーベース2に設置されたマキシコシシートの取り外しは全面にあるレバーを引っ張るだけ。
シートが外れると、サイドにあるインジケーターが緑から赤に変化します。
上記内容の動画はこちらから(youtube) ⇒ Maxi Cosi Easy Base 2 Non Isofix Car Seat Base Kiddicare
さいごに
マキシコシのベースメント3モデルはどれが上というわけではなく、ご自身の自動車の規格、選択するマキシコシシートによって選定するものです。
2018年8月現在、シートベルト固定タイプのイージーベース2は廃盤となっているため、Isofix金具が付いていない旧型の自動車には原則として利用ができません。
ファミリーフィックス、2ウエイフィックスともに設置は簡単なので、安全・安心・利便性を考えるならば、マキシコシベビーシートをお求めの際は一緒に利用することをお勧めいたします。
どれを購入してよいのか悩むところですが、お子様の安全と快適性を同時に重視するのであれば ペブルプラス+2ウェイフィックス の組み合わせを強くお勧めいたします。
設置可能車種はマキシコシ車種適合表でご確認ください。
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