セカンドベビーカーをご存知ですか?
なんとなくは理解していてもその意味ははっきりとは分からない方が多いと思います。
セカンドベビーカーとは何なのか?どのようなモデルのことを指すのか?使用用途は?自分には必要なのか?おすすめ人気モデルは!?など素朴な疑問にお答えしていきます。
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目次
セカンドベビーカーとは!?
セカンドベビーカーとは字のごとくセカンド(2番目)に使うモデルのこと。ファーストベビーカー(新生児期から利用できるA型モデル)から引き継いで2番目に使うタイプのため「セカンド」と名前がついているのです。
セカンドベビーカーは一般的にはB型と言われ、しっかりとおすわりができる約7か月から利用する特化型ベビーカーのことを指します。
セカンドベビーカーの特徴(長所)
まずはセカンドベビーカー(B型)と言われるモデルにはどのような特徴があるのかを見ていきます。
1.約7か月から利用するスペック
最も注意しなければならないのが利用月齢です。B型は約7か月から使うモデルです。
新生児期から使うのであればA型一択となります。B型と呼ばれるモデルは一部例外を除き、原則として約7か月から利用する特化モデルであることを頭に入れておかなければなりません。
2.軽量・コンパクト
画像:ピジョン ビングル
新生児期から使えるA型ベビーカーに比べて、一回り、二回りもコンパクトなうえ、とても軽量に仕上がっています。
A型モデルで現在人気の集中している一般的なモデルの重量は5~6Kg。対してB型モデルは3~4kgほどなのでいかに軽いかがお判りいただけるかと思います。
3.持ち運びに便利
軽くてコンパクトなため、持ち運びの利便性はA型に比べると格段に上です。よちよち歩きを始めようとする月齢での利用時は持ち運びに長けた扱いやすいB型のほうがママの負担が軽減されることは間違いありません。
コンビのF2シリーズは脇に抱えて運べる便利なグリップがついています。
4.無駄を取り払った簡素なつくり
セカンドベビーカーは無駄を排除したとてもシンプルな構造となっています。そのため軽量・コンパクトに仕上がっており、持ち運びやすさをはじめとする「使いやすさ」を最優先に考えたモデルといえます。
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5.折りたたみ構造に長けている
使いやすさを優先して作られているセカンドベビーカーは誰でも簡単に開閉できる優れた折りたたみ構造を備えています。
赤ちゃんをだっこしている状態でも片手での開閉が可能なのはほとんどのセカンドベビーカーに共通しています。前途のマジカルエアーは片手での折り畳みやすさには定評があります。
6.A型に比べて安価
A型モデルと比べるとお求めやすい価格設定となっています。
無駄な機能を排除した簡素なつくりになっていること、コンパクトなことなどが理由に挙げられます。
ファーストベビーカー(A型)からセカンドベビーカー(B型)への買い替えはコストがかかるためなるべく避けたいという方もいますが、下は数千円クラスのモデルもありますのでどんなモデルがあるのかだけでも確認されることをお勧めいたします。
⇒ セカンドベビーカー価格一覧(NetBabyWorld楽天)
セカンドベビーカー(B型)の短所
セカンドベビーカーの長所を見てきましたが、今度は短所にも目を向けておきましょう。
B型の特性をしっかりと理解していれば短所と感じない事柄ばかりかと思います。
生後約7か月からの利用。首・腰が据わるまでは利用不可
これはいうまでもありませんが、B型は約7か月からしか利用できないことを理解していれば全く短所にならない事柄です。
リクライニング角度の調整があまりできない
B型ベビーカーは取り回しの良さが魅力。軽量・コンパクトに作られているのはメリットといえますが、その反対側にあるものは機能の簡素化。
リクライニング角度調整ができないのもその影響があります。
角度調整がある程度できればリラックスした体勢で睡眠をとることもできますが、B型利用時はこの部分に目をつぶらなければなりません。
例外的にリクライニング調整が可能なB型もありますので一応ご紹介しておきます。
走行性はA型に比べると・・・
B型はA型と比べると走行性能は劣ります。
すべてのモデルにいえることではありませんが、この部分はほぼ事実とお受け止めください。
B型は使いやすさを重視し軽量+コンパクトに作られています。半面、走行性を犠牲にしている部分は大いにあります。
軽量化するにあたって一番手っ取り早いのは足回りの簡素化とフレームのスリム化。タイヤを小型化するのは重量減の正攻法ですが、小径タイヤは大型タイヤと比べると走行性能は確実に劣ります。
使いやすさを重視した結果、軽量・コンパクトの裏返しにはこのようなこともあるのです。
しかしながら、このあたりを理解したうえで利用すればデメリットとは言えない些細なことだと気が付くでしょう。
セカンドベビーカーはこんな方の利用に適しています
セカンドベビーカーの長所・短所を見てきましたが、イマイチイメージがつかめないあなたに向けていくつかの質問をさせていただきます。
これら1つでも当てはまるようであればセカンドベビーカーの利用をお勧めいたします。
今使っているA型ベビーカーの重さに不満はありますか?
A型を長期間使っていると気が付きませんが友人からB型を勧められたり、たまたま触る機会があったりすると、いかに自分のA型モデルが重く、取り回しが悪いかを実感することでしょう。
階段の上り下りがあったり、持ち上げなければならないシチュエーションが毎日ある方はこの工程が何とかならないものかと思案していることと思います。
A型の取り回しに少しでも不満が出てきたらまずはベビー用品店で実機を触ってみることをお勧めいたします。
心を動かす何かがあるかもしれません。
お出かけは時、ベビーカー持参は面倒に感じませんか?
頻繁にお出かけする方にとってある程度の月齢・年齢に達したお子様にA型を利用するのはかなりのストレスとなってきます。
新生児期に重きを置いたA型は7か月を過ぎようとするお子様には機能過多の長物となりつつあるからです。
簡素なつくりのB型は取り回しがよく、軽量コンパクトなため、外出時利用の負担を大幅に軽減してくれます。
狭い玄関先や自動車のトランクスペースを占有するベビーカーを何とかしたい
ベビーカーを外出時に利用している分には気が付きませんが、家に持ち帰った時、クルマのトランクに収納しようとしたときにはその存在感に圧倒されることもあります。
玄関先やクルマのトランクは限られたスペースのため、1センチ刻みで大きく小さくなるとかなりの影響が出てきます。
A型ベビーカーに比べ、一回り半はコンパクトなB型はあなたのライフスタイルさえも変えてしまうほどのインパクトがあるかもしれません。
セカンドベビーカーお勧め人気モデル一覧
セカンドベビーカーの超鉄板人気モデル3機種をご紹介いたします。
大手ベビー用品量販店でも必ず勧められる間違いのないモデルばかりです。
別ページでB型ベビーカーのおすすめ人気ランキングもご紹介しています。併せてご覧ください。
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コンビ F2シリーズ
F2シリーズはセカンドベビーカーの中にあって長年人気を維持しているコンビの看板モデル。
ワンハンドで成立する操作性の高さと軽量・コンパクトなパッケージングで使いやすさはピカイチ。
ベビーカーはどれも使いやすさや機能性を追求していくと同じような形になってしまうのは仕方のないことですが、無個性化しているベビーカーに中から選ぶのは少々退屈な感じは否めません。
しかしながらF2の場合、他社製品とはちょっと違う独特のスタイリングが個性を発揮してくれます。直線基調の近未来的フォルムは斬新さと遊び心があり、お出かけをより一層楽しくしてくれるでしょう。
F2にはいくつかのモデルがあり、使い方や予算によって決定することとなります。
セカンドベビーカー本来の目的を求めるならばシンプルなF2 AFがおすすめです。2万円を割り込む価格で気軽に利用できる利点があります。
上位モデルには充実した装備が魅力のF2 Limited AFがあります。
お出かけの際、お子様が急に眠くなっても座面がフラットにできることで自然な寝姿勢を確保できる最新モデルF2 plus AJも最近では人気急上昇中!
予算やこだわりの機能からあなたに合った一台をチョイスしてください。
アップリカ マジカルエアーシリーズ
マジカルエアーはアップリカの人気B型モデル。
セカンドベビーカーとしての機能性は文句のつけようがありません。
Theベビーカーというシンプルな見た目ながら使いやすさという点においてはB型ベビーカー多しといえども1.2を争うモデルといえるでしょう。
片手での操作が可能なこと、折り畳みはサッとできること、しっかりと自立してくれることなど、基本的な部分は真面目に機能してくれます。マジカルエアーにとっては当たり前のことですがB型モデルすべてがこのようにいくわけではないのです。
上画像:マジカルエアーの自立時。無造作に置いて、前輪の位置が安定しなくてもしっかりと自立してくれます。
マジカルエアーは2つのタイプから選べます。
3.2kgという軽さが特徴のマジカルエアーAE と車重3.5kgながら走行性の高いワイドタイヤと通気性抜群のメッシュシートを備えた上級グレードマジカルエアープラスADの2本立て。
軽さよりも機能で選ぶ方が多いようでマジカルエアープラスADのほうが売れ行きは良いようです。
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ピジョン ビングル
ビングルはピジョンのB型人気モデル。
最大の特徴は足回りにあります。画像をご覧になって分かるように4輪ともにシングルタイヤを採用しているのはビングルのみ。
シングルタイヤは路面との接地部分が少ない分ロードノイズを拾いにくく、スムーズな走行が可能に。クイックなハンドリングが可能なため小回りが利くメリットもあります。
シングルタイヤのメリットは実際に触ってみると確実に理解できます。
ベビー用品量販店へ出向いた際はぜひ実機に触れてみてください。
さいごに
セカンドベビーカーはうまく利用するとこれほど便利な子育てツールはありません。あなたのライフスタイルを今一度洗いなおしてみるとB型を使いたくなるシチュエーションはいくつも見つかるはずです。
A型と比べるとそれほど高額ではないため、肩肘張らずに気軽に使ってみるのも良いかもしれませんね。