ピジョン ビングルは約7か月から使えるB型タイプの人気モデル。
2019年3月8日に新型モデル「Bingle BA9」が発売となり、人気は加速していくばかりです。
B型モデルで注目度が高いピジョン ビングルの詳細をレビューしていきたいと思います。
ピジョン ビングルはこんなベビーカー
B型モデルに求められているのは使いやすさ。
軽量・コンパクトで持ち運びやすく、簡単に使えることがB型にとって最も重要です。
B型の要件をしっかりと満たしたビングルの概要と特徴を見ていきましょう。
ビングルの製品概要・特徴のまとめ
- 押しやすい
- 操舵性が高い
- 軽さと持ち運びの利便性が高い
ビングルはB型に求められた機能をすべて兼ね備えたお手本のようなモデル。
B型は軽量・コンパクトで折りたたみが簡単などの特徴がありますが、ビングルはそれらに加えて押し出しの良さや優れた旋回性を兼ね備えた足回りに特徴があります。
ビングルの優れた点を取り上げていきます。
シングル構造タイヤでスイスイ、ラクラク!
ビングルはシングルタイヤを採用。
ほとんどのベビーカーは4輪ともにダブルタイヤを採用しています。ダブルタイヤが多い理由は走行安定性が増すこと、加重を分散させることなどが理由と考えられます。ダブルタイヤはベビーカーでは当たり前であり、前途の理由から王道と思われているようですが、そうでもないようです。
シングルタイヤにはメリットが複数あります。
ビングルが採用するシングルタイヤはクイックな操舵性に優れています。車輪が少ない分、左右への旋回には余計な力を必要とせず、思いのままに方向変換が可能。
車輪が少なく路面との接地面積が少ない分、ロードノイズを拾いにくく振動が伝わりにくいのも特徴。ガラガラと音を立てて走行するベビーカーを見かけたことがあるとは思いますがそのような不快感は軽減され、赤ちゃんは快適に、ママさんは軽快な押し心地を体感できます。
ピジョン独自のスイング式サスがシングルタイヤをサポートし、衝撃が少ないのも特徴です。
ほどよい軽量感で持ち運びもラクラク
B型ベビーカーは持ち運び時の利便性が最大の特徴。
力のない女性が気軽に利用するためには「軽さ」はとても重要になります。4kg未満であればママさんでも気軽に使えるといわれており、3.7kgの車重は超軽量といえます。
画像のように片手で赤ちゃんをだっこしていても持ち運びには苦労しません。
3kgに迫る車重のモデルもありますが、充実した機能を兼ね備えた実用性を考えるとこの車重はベストといえるのです。
コンパクト設計
B型ベビーカーは「軽量」と同時にコンパクトでなければ使いやすさは体感できません。
コンパクトサイズであることが有利に働くのが玄関先の収納と自動車のトランクに収めたとき。
玄関先ではすっきりと小さく、しかも自立するので邪魔になることはありません。
通常のベビーカーであれば小型車のトランクに乗せるのには工夫が必要ですがビングルであればこのとおり!コンパクトカーのトランクに横向きで収納できるのでわずらわしさはありません。
優れた自立機能
片手でパッと畳んでそのまま自立。
日本ブランドのベビーカーではA型B型問わず当たり前となっている自立機能ですが、ビングルは軽量・コンパクトなため操作性が高く、簡単に折りたたみが可能です。
ビングルの自立機能には優れた特徴があります。
折りたたみ時は駆動する前輪が定まらず、あっちこっちと向いてしまうのは仕方のないところ。通常のモデルは自立させるために前輪の方向を調整する必要があります。
しかしながらビングルの場合、前輪がどこを向いていてもすっきりと自立してくれるので余計な気遣いは必要としません。(上画像参照)
もちろん前輪がまっすぐに向いていてもしっかりと自立してくれます。
新型ビングルBA9に装着された新機能
新型の「Bingle BA9」はキャスター軸に世界シェア No.1のミネベアミツミ社製「NMB ボールベアリング」を採用。
「ボールベアリング」を採用することで、キャスター軸のブレが軽減され、さらなる安定した走行が可能となり、より滑らかな転回操作性を実現しました。
ビングルは2種類
2019年7月現在、ビングルは2つのモデルが販売されています。
キャスターにボールベアリングを搭載した3月8日に発売された最新モデル「ビングルBA9」と2017 年 6月発売の初期モデル「ビングル」です。
ボールベアリングの有無とカラーが主な違いとなりますが、かなりの価格差がありますのでこのあたりをどう見るかが購入のカギとなります。
比較機種
ピジョン ビングルをお求めになるうえで必ず比較対象となる2モデルがあります。
アップリカとコンビから販売されているライバルモデルをご紹介していきます。
アップリカ マジカルエアーシリーズ
アップリカ マジカルエアーB型の中では常にトップの人気を維持しているB型のリーダー的存在。
外観は普通のベビーカーといった感じですが、道具としての使いやすさはピカイチ。軽量・コンパクト、押しやすさなどB型に必要な要素はしっかりと兼ね備えながら、最新モデルのマジカルエアークッションでは「しなやかクッション」といわれる床下に装備された振動を軽減機能が付加されるなど、一歩進んだ機能が注目されています。
充実した装備のマジカルエアークッション、スタンダードモデルのマジカルエアープラスAE、シリーズ最軽量3.2kgのマジカルエアーAEからお選びいただけます。
コンビ F2シリーズ
F2は長年人気を維持しているコンビのB型モデル。
直線基調の近未来的で斬新なフォルムが目につきます。
「プレイングバギー」「ワンハンドストローラー」と呼ばれている通り、気軽にしかも片手ですべてが解決するのがF2の特徴です。
折り畳み方法はビングルやマジカルエアーとほぼ同じですがF2の場合、折りたたむというよりは織り込まれるといった感じで前途2モデルに比べて若干コンパクトになります。
F2シリーズの特徴として挙げられるのが、B型でありながらフルリクライニングが可能なモデルが存在すること。B型は原則としてイス型のままリクライニングしないモデルが主流の中、フルフラットになることでリラックスした体制で寝ることが可能な唯一のB型モデルといえます。
それ以外にも豪華装備が特徴のF2 Limited AF、エントリーモデルでお求めやすい価格のF2 AF エフツー エーエフからお選びいただけます。
競合モデルのまとめ
どのモデルの軽量・コンパクトで使いやすいという点では一致しております。
あえて申し上げれば走行性能で選ぶなら「ピジョン ビングル」、総合力ならば「アップリカ マジカルエアー」、スタイリッシュさで選ぶならば「コンビF2」といったところでしょうか。
実際に触れてみると微妙にタッチが異なります。
お悩みならば実機を手に取ってご自身にフィットするかどうかを確認されることをお勧めいたします。
さいごに
ビングルはB型としての理想的な機能をしっかりと兼ね備えながら、B型の欠点ともいえる走行性能にもこだわったいいとこどりのモデル。
初期モデルの発売以来、先発のライバルモデル2機種と同等の人気を博してきました。先般発売になったばかりの最新モデルBA9はさらに走行性能の向上が図られたため、注目度は増すばかり。
B型をお探しであればビングルをチョイスして後悔のないことはお約束いたします。
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