一口に新生児期から使えるA型ベビーカーといってもいくつかのカテゴリーに分けることができます。
ここでは軽さやコンパクトなサイズ感を優先したA型ベビーカーをご紹介いたします。
お出かけの際に邪魔にならない、気軽に使えるなどの特長を持ったカテゴリーモデルですが、どんな特徴があるのか?どのようなモデルがあるのか?を見ていきましょう。
*オート4輪未搭載モデルのみのご紹介となります。
↓オート4輪搭載モデルがお好みであれば以下のページをご覧ください↓
オート4輪搭載のおすすめベビーカーはこれだ!選ぶ際のポイントを理解してあなたにあった1台をチョイスしよう
軽量コンパクトなA型両対面ベビーカーの特長
ここでご紹介するカテゴリーのベビーカーは以下のとおり。
- 新生児期から使えるA型スペックであること
- 軽量であること
- コンパクトであること
- 多機能
- 安価
つまり・・・
軽量・小型の多機能A型ベビーカーということになります。
気軽に使えるサイズ感を優先したモデルです。
細かく見ていきましょう。
重量は?
このカテゴリーのベビーカー重量は4kg前半ぐらいが理想的です。これからご紹介する機種は3.9~5.4kg。
超軽量なモデルから一般的な重さまでといったところでしょうか。
両対面機能は装備されているものの、それ以外の機能は簡素化もしくは未装備(オート4輪)などで軽量化が実現しています。
小さい
A型ベビーカーは新生児期に対応しているため安全性の面から見てもB型ベビーカーのように超小型ということはあまりありません。
それでも本カテゴリーのベビーカーはかなりコンパクトであることは間違いありません。
小型化が実現している理由は大きく2つあります。
1.全体的にシンプルにできていること
2.オート4輪が搭載されていないこと
新生児期から使えるA型スペックのモデルに両対面機能がついていることが優先されており、それ以外の装備は簡素化されているため小型に仕上がっています。
また、オート4輪が未搭載であることもかなり小型になっている大きな要因となっています。
対面式にした場合でもスイスイと取り回しの良い押し感があるオート4輪ですが、重量が増すと同時に大型化してしまうのです。
オート4輪が搭載されていることはメリットしかない思われるかもしれませんが、軽量・コンパクトを優先させるユーザーにとってはあまり好ましくありません。
それでいて多機能
A型ベビーカーは新生児期に対応したモデルなので安全性や快適性を重視した装備は必須となります。
両対面機能、フルリクライニング機能、ハイシート、フロントバーは当然ながら、機種によっては補助クッションや大型幌など上位モデルに匹敵する装備を搭載したモデルもあります。
安価
本カテゴリーのベビーカーはA型規格のため、それなりの装備が整っています。
それでいて安価なのが最大の魅力なのかもしれません。
下は1万円中盤から上は3万円ちょっとなので、気軽に利用できる価格帯といえるでしょう。
こんな方におすすめです
- ママと赤ちゃんの2人でお出かけが多い方
- 公共交通機関を使ってお出かけをする方
- 住環境に階段が多かったり、エレベーターがない方
- 収納スペースが限られている方
- 安価で高機能なベビーカーを求めている方
あえてデメリットを挙げてみると・・・
軽量・コンパクトであれば日本のタイトな空間で利用するならばベストな条件が整っていると思われるかもしれませんが、その裏にはデメリットも存在いたします。
ここもしっかりと把握したうえで利用しなければなりません。
フレームの簡素化
ベビーカーはフレーム部分が一番重量があります。
このフレームをある程度簡素化することで重量軽減させることが最も合理的です。
フレームを簡素化させることで著しく耐久性落ちるわけではありませんが、重厚なフレーム構造を持つ大型モデルと比較すれば違いがあるのは否めません。
フレームの質についてはベビーカーを旋回させるときや段差の乗り越え時に特に実感できるのです。
足回りの簡素化
軽量・コンパクト化するためにはフレーム形状と同時に足回りを簡素化させることが一般的です。
タイヤは小さくなり、クッション性もある程度目をつぶらなければなりません。大型上位モデルと比べると走行性能が落ちることは仕方のないことです。
オート4輪の搭載は無し
オート4輪機能は現在のA型両対面ベビーカーのトレンドともいえます。
対面時の旋回性を確保するオート4輪ですが、本カテゴリーモデルには搭載されておりません。
これをデメリットと感じる方は全く向いていないでしょう。
ただし、デメリットばかりではありません。その分、軽量コンパクトになっているわけですし、付加機能がない分、価格も安くなっているのです。
A型両対面で軽量・コンパクトなおすすめベビーカー6選
2020年5月現在で販売されているA型両対面で軽量コンパクトなおすすめベビーカーを6機種に絞ってご紹介いたします。
特に目を通していただきたいのは重量と価格でしょう。
余裕があればサイズも比較対象としてご覧ください。
ジョイー スマバギ
- イギリス発のお洒落なブランド
- A型両対面モデルでは最安値
- 大型のサポートクッションを装備
ジョイーはイギリス発のお洒落なベビー用品ブランド。ここ数年で日本でもすっかりとお馴染みとなりました。
ベビーカーには特に力を入れている印象があり、海外ブランドでありながら日本の環境をしっかりと熟知したつくりが特徴です。
スマバギはジョイーのエントリーモデル的な位置づけでコンパクトで安価なことが受け入れられてかなりのユーザー数を伸ばしています。
高級チャイルドシートのような大型の新生児クッションを標準装備しており、赤ちゃんに優しい快適な空間を作り出しています。
A型両対面仕様でありながら、2万円を大きく割り込む価格は大きな魅力。
ベビーカーは気軽に使いたいが、ブランドにもこだわりたい方にはおすすめです。
主要スペック
重量:5.4kg
サイズ:W46*D45*H100cm(折畳み時) W46*D86*H105cm(背面時) W46*D95*H105cm(対面時)
座面高:51cm
リクライニング角度:125-160度
対象月齢:1ヵ月-3歳頃(15kg)まで
グレコ シティライトRアップ
- 実績のあるロングセラーモデル
- 大型荷物かごを装備
- 収納式足カバーを装備
- 個性的なデザイン
グレコは世界的に有名なアメリカ発のベビー用品ブランド。
グレコは日本市場にマッチしたコンパクトで使いやすいモデルを多数輩出しており、知名度と実績は抜群にあります。
ここでご紹介するシティライトRアップはグレコの日本市場での主力モデルです。ロングセラーモデルで実績があり、安心して使えるベビーカーの筆頭格にあります。
丸みを帯びた個性的なフレーム形状で可愛らしさがあり、多くのママさんから高い評価を得ています。
2万円を割り込むお求めやすい価格も魅力です。
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グレコ シティライトRアップはこんなベビーカーです!レビュー・評価 良い点と気になる点を解説します
グレコ シティライトRアップの評価は?ユーザの口コミ情報をまとめてみた
主要スペック
重量:4.7kg
サイズ:開)460*820~890*950~995mm 閉)460*355*965mm
座面高:52cm
リクライニング角度:135°~160°
対象月齢:1ヵ月-3歳頃(15kg)まで
グレコ シティゴー
- クラス最軽量の3.9kg
- 大型バスケットを装備
グレコ シティゴーの最大のポイントは超軽量。わずか3.9kgの車重はクラス最軽量となります。
両対面機能、大型幌、大型バスケット等の搭載など、A型ベビーカーに求められている要素はすべて網羅されているにもかかわらずこの軽さは驚異的です。
軽さを最重要視するならばシティゴーは特におすすめです。
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主要スペック
重量:3.9kg
サイズ:(開)W455*D795-950*H1020-1025mm/(閉)W455*D305*H960mm
座面高:52cm
リクライニング角度:122°〜159°
対象月齢:1ヵ月-3歳頃(15kg)まで
グレコ シティスター
- マルチハンドルを装備
- フルカバー日よけ
- 55cmハイシート
シティスターはグレコの軽量カテゴリーベビーカーではトップモデル。
4.2kgという軽量でありながら、多彩な装備を兼ね備えています。
特筆すべき装備は「マルチハンドル」「55cmハイシート」が挙げられます。
マルチハンドルは押す人の身長に合わせて最適なポジションを取れるメリットがあります。また、折り畳み時の地上高が低く抑えられ、コンパクトになることで車への収納にも便利。
この機能は上位モデルにしか搭載されておらず、このカテゴリーで採用されているのは異例のことです。
もう一つが55cmハイシート。
他機種のスペック欄をご覧いただいてわかるようにダントツの数値です。
地上高が高くなれば地表に漂うホコリや花粉、そして太陽からの路面への照り返しなどから赤ちゃんを遠ざけられ快適な空間を確保できるメリットがあります。
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主要スペック
重量:4.2kg
サイズ:開/W458*D805-963*H1023-1053(mm) 閉/W458*D370*H885(mm)
座面高:55cm
リクライニング角度:117°〜150°
対象月齢:1ヵ月-3歳頃(15kg)まで
アップリカ カルーンエアー
- クラス最軽量の3.9kg
- 高剛性フレームを採用
- アップリカらしい洗練されたデザイン
カルーンエアーはアップリカの軽量・コンパクトカテゴリーの主力モデル。
わずか3.9kgはグレコ シティゴーに並ぶクラス最軽量。
ベビーカーは軽量になると各部位が簡素化され、走行性に不安を感じることもありますが、カルーンエアーは高剛性フレーム「ゆれぐらガード」を採用し、確実な走行性を発揮します。
アップリカという高いブランドイメージも手伝って、このカテゴリーでは最も売れているベビーカーと言われています。
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主要スペック
重量:3.9kg
サイズ:開:W455*D815-985*H1000-1035 閉:W455*D305*H962
座面高:52cm
リクライニング角度:121°~157°
対象月齢:1ヵ月-3歳頃(15kg)まで
コンビ スゴカルハンディ エッグショック
- 安心のコンビ製品
- マルチビッグサンシェードを装備
- 持ちカルグリップを装備
- シート全体が着脱可能
コンビは日本では最も知名度の高いベビーカーブランド。
軽量・コンパクトなベビーカーを早い時期から販売しており、このカテゴリーのパイオニア的存在。
スゴカルハンディは本カテゴリーの現行最新モデル。
コンビ伝統のしっかりとした作りであるのはもちろん大型のサンシェードを装備するなど、大型高級上位モデルに引けを取らない装備が魅力です。
スゴカルハンディには他機種にはない3つの大きな特徴があります。
持ちやすさの工夫
軽量ベビーカーは持ち運びやすさが最大の長所ではないでしょうか。力のない女性でも軽々と運べるのは軽量ベビーカーならでは。
しかしながら軽量といってもどのモデルも4kg前後はあります。決して楽な重量とは言えませんよね。
スゴカルハンディには持ち運びやすさの工夫が施されています。
それは持ちカルグリップの装備にあります。
*上画像はコンビスゴカル(スゴカルハンディの上位モデル)
座面下にグリップがあり、グリップを握ることで腰で抱えるように運べるのがポイント。
持ち方を変えるとこれほど軽さと持ち運びやすさを実感できるのかと感動するほどです。
持ちカルグリップは他機種には搭載されていません。
シートの取り外しが容易
コンビのベビーカーすべてに共通していることですが、シートの取り外しが簡単です。
シート部分は汚れが激しく、なるべく清潔な環境を保ちたいところ。そのためシートが丸洗いできる旨のセールストークはどのベビーカーにも共通しています。
しかしながら、どの機種もシートの取り外しと取り付けが簡単にできるわけではありません。
コンビ製品はどれもシートの着脱が簡単にできます。説明書を見るまでもない仕様となっています。
シート全面が外れる
シート着脱が簡単にできるだけではなく、シート面全体が外れるのもスゴカルハンディの特長。
シートの一部しか外れない、もしくはどこかが外れなく残ってしまうという機種が一般的なのです。
赤ちゃんに触れるシート部分全体を簡単に外して丸洗いできるのはあまり語られていないことですが個人的には大きなメリットだと感じています。
主要スペック
重量:4.1kg
サイズ:開:W483×D740~880×H995~1040mm 閉:W483×D365×H975mm
座面高:55cm
リクライニング角度:125°~170°
対象月齢:1ヵ月-3歳頃(15kg)まで
さいごに
ここでご紹介しました6モデルはコンセプトはほぼ一緒。
スペックが拮抗しており、どれにしようかと迷うところ。
選ぶ基準は人によってそれぞれですが、先輩ママさんは以下のような部分を購入の決め手とされているので参考にしてください。
・重量 ・ブランド ・カラー ・デザイン ・価格
優秀なモデルばかりなのでどれを選んでも後悔はないでしょう。
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