三輪エアタイヤが生み出す軽快かつ抜群の走行安定性能と、愛らしい完成されたデザイン、そして確固たる地位を確立したインポートブランドにも負けないブランディングとベビーカー選定に際しての必要な要素が全て織り込まれた完成形とも言えるのが私も一押しのエアバギーココです。
ぱっと見のデザインから特殊なベビーカーとして躊躇される方もいるかもしれませんが、巷での人気は想像以上のモノ。
流行に敏感な 芸能人の利用者 も多く、そこを入り口として選ばれる方も多いのではないかと想像できます。
そんな魅力いっぱいのエアバギーココに、派生モデルの プレミア が登場いたしました。
プレミアを名乗るだけに、プラスアルファの装備や魅力を期待するところですが、実際はどうなのでしょうか。
じっくりとレビューしたいと思います。
エアバギーココプレミアはここが凄い!新型キャノピーと4つの新機能と装備
まずはエアバギーココプレミアの写真をじっくりとご覧ください。
一つでも通常のココとの違いが分かった方はかなりのエアバギー通ですね。
プレミアは新型キャノピー+新しい四つの機能を装備いたしました。
そのプレミア度とは?
丸型の幌から涼しげでスタイリッシュな角形キャノピーに変更
一目見て明確な違いが分かるのが幌の形状。通常のcocoではふんわりとした丸型で暖かなイメージの幌を装備していますが、こちらのプレミアはガラッとイメージチェンジ。
軽快で涼しげな印象の角形キャノピーを装備。明確な違いにプレミア度を感じます。
幌の形状からくる印象としてどことなくバガブービーに似ているような、、
↑画像:bugaboo bee5
素直に格好イイと思いました。
プレミアシートクッションで質感アップ
スタンダードなココと比べ、ふっくら感が増した厚手のシートを搭載。
パッと見でも高級感漂う装いとなりました。
ブラックカラーは引き締まった印象があり、カラフルなキャノピーとの組み合わせで一味違うプレミア度を演出します。
高級感溢れる合皮ハンドル&合皮フロントバー
ハンドル部分は従来モデルの丸型から角型に変更。
持ち手部分はスポンジタイプから高級感溢れるハンドメイドの合皮タイプへとチェンジしました。
綺麗なハンドステッチもプレミアの証しです。
同様にフロントバーも合皮タイプへ。
ヨーロッパの高級ベビーカーのような装いとなりました。
走破性の高いオフロードタイヤを装備
従来のココではいわゆる自転車のようなパターンのタイヤを装着していましたが、こちらはワイルドなオフロード系パターンのタイヤを標準装備。
砂浜や泥道等、悪路でもスイスイ安定した走りを実現。エアバギーのポテンシャルを最大限引き出すにはうってつけのタイヤと言えます。
自立スタンドにロック機能を追加装備
このカテゴリーのベビーカーで、ほぼワンタッチで簡単にスッキリとコンパクトになるだけでもすごいのに、自立機能がついているのがエアバギーココの優れたところ。
さらに自立スタンドにロック機能が追加になったことで、自立安定性が増しました。
スタンダードなcocoとプレミアcocoどちらを選ぶか?
エアバギーココには大きく分けて2つのタイプがあります。
ここでご紹介しているプレミアと従来からあるスタンダードタイプのココ。
両タイプともに基本構造はほぼ一緒。
のちに登場したココプレミアはスタンダードタイプのココとベースはほぼ一緒ながら上記の優れた機能を追加したといったほうが分かりやすいかもしれません。
従来型のcocoにはノンブレーキタイプも存在しますが、プレミアにはブレーキ付きモデルしかありません。
比較となるのは「プレミア」VS「ココブレーキモデル」となります。
それ以外にも派生モデルがいくつかあります。「プレミア」と「ココブレーキ」をベースにした限定モデルや機能を付加したモデルなど。
バリエーションが多くなってきたため、少々わかりづらくなってきましたが、ざっとラインアップを見ていきましょう。
エアバギーココ プレミア
幌の形状によりシャープに見える「ココプレミア」。シティーユース、アウトドアとあらゆるシチュエーションにマッチする万能性が受けています。
プレミアの名の通り、ワンランク上エアバギーといった印象です。
エアバギーココ ブレーキ エクストラ
ドーム型の幌形状が美しいココのオリジナルモデル。やはりエアバギーはこのデザインでなければ・・・という方も多く、プレミアモデル発売後も根強い人気を継続中です。
2018年モデルはブラックフレームを纏い、ドリンクホルダー、ハンドル、フロントバーには合皮レザーを採用するなど、従来型に比べて一気に高級感が増しました。
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エアバギーココ 限定モデル
プレミア、ブレーキモデルともに限定品が数多く存在します。
個性を発揮したい方、一味違ったcocoを楽しみたい方にはオススメです。
代表的なモデルをいくつかご紹介いたします。
以下、別記事も併せてご覧ください。
ココプレミア ミックスツイード
プレミアがベースになった2017年秋に発売された限定モデル。
気品あるヘリンボン柄が生み出すトラディショナルな雰囲気の中にもクールなエッセンスを感じさせるオトナ色の強い一台です。
⇒ エアバギー ココ プレミア ミックスツイード の詳細と価格
エアバギーココ メランジデニム
2017年中盤に発売され、今もなお高い人気を維持しているメランジデニム。
上質なデニムファブリックは遊び心がありながら、シックな装いにもマッチする万能性が特徴。
プレミア、ブレーキモデルの両方からお選びいただけます。
新生児期から使えるフロムバースが登場
フロムバースは2018年5月に発売されたエアバギーココの最新モデル。通常ラインアップ品で限定モデルではありません。
ココブレーキとココプレミアをベースにしているので従来型との違いは一目ではわかりません。
今までのモデルとの違いは利用月齢。
エアバギーは機能性・走破性・デザインともに文句のつけようがない優れたベビーカーではありましたが、唯一の難点がありました。
それは・・・利用できる月齢が3か月からということ。
日本でいちばん需要のあるベビーカーの型式はA型と呼ばれる新生児期から使えるモデルに集中しています。新生児期はほとんど外出はしないから必要なし!といっても数十分のお散歩ぐらいはしたいところ。利用できるのが3か月からのエアバギーはそのスペックを聞いただけで敬遠された方も多少はいたのではと推測できます。
ただし、エアバギーのユーザーさんの多くはマキシコシベビーシートを同時に利用される方が多く、新生児期からの利用が全くできないわけではありません。
単体で新生児期から利用できるようになったエアバギーはほぼ無敵となったのです!
少々値段は張るものの、従来型に比べてフロムバースモデルのほうが売れているという話もちらほらと聞こえてきます。
⇒ ココ ブレーキ エクストラ フロムバース (amazon)
価格の比較 プレミア>ココブレーキ
ココプレミアは通常のココブレーキモデルに比べて、約1万円高の価格設定。
上記、5つの違いから1万円の価格差をどのように考えるかは個人個人の評価の分かれるところ。
「プレミア」の名にふさわしい装備に仕上がっていることから個人的にはこの価格差は納得できます。
この価格帯のベビーカーをご検討の方であれば、少しでも安いものをお探しになられているということはないと思いますので、あとは好みの問題と言えるかと思います。
むしろ、他人とは違うモデルを利用したい、高級なものを使用したいという需要のほうが多いかと思います。
ココプレミアのちょっとした疑問
ここまでご覧頂いて、ココプレミアにするか、スタンダードのブレーキココにするか、とても悩まれている方も多いかと思います。
併せて複数のカラーバリエーションがあるため、色の選定にも苦労するという楽しい悩みに直面されている方もいらっしゃるのでは?
私もその一人なのですが、そんな中、ひとつの解決策が浮かびました!
フレームサイズはどちらも一緒。シートと幌だけが違うとなれば・・・
そうだ!ココプレミアを購入して、通常のcocoの替えシートを購入すれば、両方楽しめる!と。
エアバギーシリーズの優秀なところの一つとして、シートの脱着が非常に簡単なことが挙げられます。
エアバギーユーザーで替えシートを別途購入されている方が多いのは、簡単に取り外しが可能で、複数のカラーを楽しみたいという考えと、シートを常に清潔に保ちたいと洗濯中の代替品としてお求めになられるケースが多いからと推察できます。
そこで、正規販売店この質問をしてみました。
いただいた回答は!?・・・・・「使えません。。」とのこと。。
ココプレミアと通常のココとでは、シートの相互利用は無理とのこと。
シートを止めるスナップボタンの位置が違うそうです。。
そうですよね。私もメーカーの人間であればそうすると思います。
ここまでご覧頂いてココプレミア VS スタンダードブレーキココ の決定打は見つけにくいですが、ホント好みの問題だと思います。
私個人的には、新鮮に映る「プレミア」に迷わずいっちゃうと思います。