ピジョン ランフィはA型両対面式の超人気ベビーカー。
軽量・コンパクトなボディにオート4輪を搭載し、走行性能に注力した明確なコンセプトを持ったモデル。
長年にわたり、高い人気を継続しているランフィから2020年3月に新型モデル、RB0が登場いたしました。
2019年モデルであるRA9からどのような進化があったのでしょうか。
詳しく解説していきます。
ランフィとは何ぞや!特徴を知りたい等、疑問をお持ちの方は別ページもご覧ください。
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ピジョン ランフィのレビューと口コミ、評価、使用感をまとめてみました。
目次
旧型RA9と新型RB0の比較から違いを探してみた
外観
外観の違いをいろいろな角度から見ていきましょう。
左が旧型のRA9、右が新型のRB0です。
問題 ⇒ 違いを見抜けるでしょうか?
答え ⇒ カラーが異なるだけで外観上に違いはありません!
見た目の違いが無いということはそれ以外に何かあるはずです。
それでは次に公表スペックを見ていきましょう。
スペック
新型ランフィRB0と前モデルランフィRA9のスペック一覧を以下に記載いたしました。
メーカーサイトからコピペしたものですので内容に間違いはありません。
とりあえず流し見で結構ですのでご覧の上、お進みください。
Runfee RB0(新型)
本体価格
54,000円(税込価格:59,400円)
使用月齢範囲
生後1ヵ月~36ヵ月まで
重量
本体重量 5.5kg
リクライニング角度
100度~175度
タイヤ径
対面時前輪Φ180mm 対面時後輪Φ165mm
サイズ(最大寸法)
[折りたたみ時]W516×D380×H1028mm
[展開時]W516×D830×H1015mm(背面位)
[展開時]W525×D945×H1015mm(対面位)
Runfee RA9(旧型)
本体価格:54,000円(税込価格:59,400円)
使用月齢範囲:生後1ヵ月~36ヵ月まで
重量:本体重量5.4kg
リクライニング角度:100度~175度
タイヤ径:対面時前輪φ180mm/対面時後輪φ165mm
サイズ(最大寸法):
[折りたたみ時]W516×D380×H1028mm
[展開時]W516×D830×H1015mm(背面位)
[展開時]W525×D945×H1015mm(対面位)
スペックも一緒!?
流し見してもじっくりご覧いただいてもスペックに違いはありませんね。
唯一違うことといえば新型RB0のほうが100g重くなっていることぐらいです。
新型なのになぜ重くなったのかは後にご説明いたします。
それ以外に違いはないのか?
もっとインパクトのある違いが欲しいところですね。
それ以外にはどのような違いがあるのかを見ていきます。
フレームの強化
今回発売する「Runfee RB0」は、フレームの強度がさらにアップし、赤ちゃんに伝わる衝撃を抑えながら軽やかに走行できます。
ショックレスボディは旧型のRA9にも搭載済み。
ただし、前途ピジョンの公式ニュースリリースには「フレーム強度がさらにアップし」とありますので、ここが最も大きな変更点であると思われます。
フレーム剛性の変更は実機を見る限りでは私には違いがわかりませんでした。
100gの違いはココかも!?
外観&スペックに全く違いがなく、唯一の違いは重量のみ。
RB0は100g重くなっており、新型なのに退化しているではないか!なんて思いましたが、重量の増加はこのフレーム剛性から来ているというのが答えかもしれません。
私が勝手に想像したことなので真偽はわかりません。後ほど正しい情報をUPしたいと思います。
カラーラインアップの変更
どのベビーカーも新型になればカラーバリエーションに変更があります。
新型のRB0にも斬新なカラーが登場いたしました。以下がニューカラーです。
イメージカラーは左のアストモスグリーン。
今までのベビーカーにはなかったシックでありながらエレガントな雰囲気漂う上品さがポイントです。
それ以外に「ブランシュグレー」「クレールレッド」がラインアップ。
グレーとレッドは先代のRA9にも存在し、引き続き新型のRB0にも採用されたことから人気カラーであったと想像できます。
新柄RB0は発売間もないため人気カラーはわかりませんが、多分「ブランシュグレー」に需要が集中するのではと思われます。
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因みに旧型のカラーバリエーションは以下のとおり
左からシェリグレー、アイリーレッド、カリヌネイビー、ノールシアン。
人気はシェリグレー、ノールシアンではないかと思います。
⇒ ランフィ RA9
違いがほとんどないなら新型を出す必要がないのでは!?
ここまでご覧になって旧型RA9と新型RB0には違いがほとんどない!と思われたことでしょう。
それであれば新型をリリースする必要はないのでは!?と
人気ベビーカーはイヤーモデル制が一般的
ランフィシリーズに限らず、コンビ、アップリカの人気ベビーカーも1年に一度、もしくは半年に1度の割合で新型が登場します。
これは常に新しい製品であることのアピールではないかと思います。
新型といっても自動車でいうところのフルモデルチェンジではなく、マイナーチェンジがほとんどです。
ランフィシリーズは毎年3月ぐらいにモデルチェンジを行います。
ビッグマイナーチェンジの場合は大々的に発表会を行いますが、今回はなかったようなので従来と同じ一般的なマイナーチェンジといえます。
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ピジョンの新型ベビーカー ランフィRA8の発表会へ行ってきました
今回の新型RB0の登場は上の関連記事にあるようなRA7からRA8にモデルチェンジをしたときのような劇的なビッグマイナーチェンジではありません。
それでも完成度の高いランフィだけに無理していじくる必要はなく、着実に進化を遂げているといったポジティブな感想を持ちました。
新型ランフィRB0は6代目
↑画像:2015発売の初代ランフィ
ランフィシリーズの初代モデルは2015年1月に登場しました。
大型シングルタイヤを装備したランフィは今までのベビーカーにない走行性能を武器に爆発的にヒットしたのは言うまでもありません。
2代目のランフィ エフ、三代目ランフィRA7、四代目RA8、五代目RA9、そして今回2020年3月に発売となった最新モデルがRB0です。
第二世代のランフィは完成度がどれも高い
ランフィシリーズは初代から6代目の最新モデルRB0に至るまで基本部分はほぼ同じです。
完成されたフレーム構造はしっかりと踏襲しながら着実に進化を遂げ、最新モデルに至っております。
基本が同じというとあまり進化していないのでは?と思われるかもしれませんが、ランフィシリーズは大きく分けて第一世代モデルと第二世代モデルに分類でき、4代目のランフィRA8(第二世代モデル)から全く別物へと進化しているのです。
4代目のランフィRA8から劇的な進化が!
↑画像:2018年モデルのランフィRA8
2018年モデルである4代目のランフィRA8(現在販売しておりません)から劇的な進化がありました。
ピジョンの新型ベビーカー ランフィRA8の発表会へ行ってきました
↑画像:2018年モデルのランフィRA8
進化した箇所は前リンク記事をご覧いただければ分かりますが、要点を申し上げればタイヤが大型化し、さらなる走行性能に磨きがかかったという点です。
RA8からRA9へ
画像:RA8(左)RA9(右)
先々代のRA8はビッグマイナーチェンジが行われました。しかしながら次のモデルRA9(1つ前のモデル)は微細な機能付加にとどまっており、若干物足りなさはありました。
それでも、さらなる進化を遂げたRA9は2019年当時の最新モデルにふさわしい最良のランフィだったのです。
【ピジョン新型ベビーカー】ランフィRA9を評価・レビュー!RA8との違いも解説します
そして最新型のRB0へと受け継がれ・・
ここまでご覧いただければRA9を引き継ぐ最新のRB0はランフィの集大成といってもよいでしょう。
前モデルRA9から劇的な進化はありませんでしたが、最新のランフィがベストなランフィであることは間違いありません。
ランフィRB0とランフィRA9のどちらを買うべき!?選定ポイントは3つ
2020年4月現在、新型のランフィRB0はもちろん、旧型のランフィRA9も並行して販売されています。
RA9は在庫限りの販売となるのは例年のランフィシリーズを見てきて明らかです。
では、どちらのモデルを選ぶのがベストなのでしょうか?
新旧の2つのモデルでどちらにしようかとお悩みの方に向けて選定ポイントをお話ししたいと思います。
新型にこだわる方は新型のRB0を!
ベビーカーはどういうわけか最新モデルが一番売れる傾向にあります。
実店舗の店頭では一番目立つ位置に配置されていること、育児雑誌や各種媒体などで大々的に宣伝されていることなどが理由と考えられます。
もう一つ付け加えうならば、やっぱり新しいものを使いたいという大きな需要があるのだと思います。
「昨年のモデル」とか「一つ前のモデル」とか、ましてや「旧型モデル」なんていうと聞こえが悪いのもあるでしょう。
新しい家族を迎えるにあたって、すっぴんの新しいベビーカーを使いたいという気持ちはよく理解できます。
また、値段を気にしないで使う方が多いのも理由と思われます。
ファーストベビーカーはおじいちゃん、おばあちゃんが買ってくれる、なんていう方がかなりいるのでしょう。
お気に入りのカラーから選ぶのも王道
ベビーカーはお気に入りの色から選ぶという方も結構いらっしゃいます。
カラーは単純に個々の好みだけではなく、利用できるシュチュエーションや服装とのマッチングなどから選ばれる場合が多いからです。
以下に全色を掲載しておきます。
新型モデル ⇒ ピジョン ランフィRB0
2019年モデル ⇒ ⇒ ランフィ RA9
価格で選ぶなら・・・
新型のRB0と前年モデルのRA9は発売時の価格は一緒です。
しかしながら、2020年4月現在、新型モデルが発売になったことで2019年モデルのランフィRA9が驚くほど安値で販売されております。
2020年4月現在、新旧モデルの価格差はなっ、なんと2万円もあります。
この価格差をどのように考えるかはあなた次第です。
正直なところ、これほどの価格差があるのならば私は迷わず旧型を選ぶと思います。
人気機種ゆえに価格の下がった旧機種はすぐに売れてしまう
どのベビーカーも新型が登場すると旧型の価格は下がります。
でも内容はほとんど一緒だったりして・・・・
ランフィは毎年3月ぐらいに新型が発売になるため、それに合わせて旧型が安くなるというこのような光景を見るのは今年が初めてではありません。
ランフィは超人気売れ筋ベビーカーのため、少しでも値段が下がるとあっという間に売れてしまうのが例年の傾向です。
旧型でもよいという方にとってはとてもラッキーです!新型が出たばかりの今が1年で一番の買い時に遭遇しているのです。
悩んでいるとすぐに無くなりますよ!
さいごに
ランフィRA9とランフィRB0の違いをご覧いただきました。
違いを見極めたうえでどちらにしようか決断しようとしていた方も多いのではないでしょうか?
最良のランフィを選ぶなら最新モデルのRB0を!
少しでも安く、価格重視で選ぶなら2019年モデルのRA9を!
こんな感じでよいかと思います。
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