ピジョンの超人気A型ベビーカー、ランフィにニューモデルが登場いたしました。
2019年4月5日に発売になったばかりのピカピカな最新モデルです。どんな特徴を持ったモデルなのでしょうか?
先代モデルRA8との違いも解説していきます。
ピジョン ランフィとはどんなベビーカーなのか?
まずはランフィとはどんなベビーカーなのかを簡単に見ていきましょう。特徴を簡単にまとめてみました。
・軽量、コンパクトなA型両対面モデル
・大径シングルタイヤの採用で走破性が高い
・赤ちゃんの衝撃を和らげるスイング式サスペンションの採用
・ショックレスボディ
・シートには高級高性能クッション材「帝人エルク」を採用
ピジョン ランフィは軽量A型両対面+オート4輪搭載ベビーカー。
日本市場では軽量でコンパクトな使い勝手のよいモデルに人気が集中しており、そのカテゴリーの中心にいるのがランフィなのです。
軽量・コンパクトなベビーカーといえば持ち運びの利便性を最優先させているため、機能が中途半端になってしまうのが一般的。走行性はそこそこ、装備もそこそこといった感じ。減量のためにはどこかが犠牲になってくるのは仕方のないところなのです。
しかしながら、ランフィには中途半端なところがありません。
ランフィの最大の特徴は高い走行性能にあります。
ランフィは軽量コンパクトなモデルでありながらワンランク上の高級モデルと同等、もしくはそれ以上の走行性能を発揮するモデルとして評価の高いベビーカーです。
その秘密は足回りにあります。
タイヤは全輪16.5cm、後輪18cmの超大型シングルタイプを採用。他社製品を圧倒するクラス最大のタイヤ径は上位モデルに匹敵するサイズ。
しかもベビーカーでは珍しい全輪でシングルタイヤを採用。シングルタイヤは路面との接地が少ない分、クイックなハンドリングとロードノイズを拾いにくいのが特徴です。
これだけの大型タイヤを装備していれば少々の悪路でも柔軟に対応でき、走行時は路面の状況を常に気にする必要もありません。
タイヤが大きくなり、強靭な足回りを装備すれば重量が増すのは当然ともいえますが、最新モデルではたった5.4kgしかありません。
ランフィの詳細については以下別ページでご紹介していますのでよろしければご覧ください。
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RA9はランフィシリーズの5代目
最新型のランフィRA9はランフィシリーズの5代目。
2015年に発売になった初代「ランフィ」、二代目「ランフィエフ」、三代目「ランフィRA7」、四代目「ランフィRA8」、そして最新型の「RA9」に至ります。
基本構造は踏襲しながら細かな改良を施し、トータルの機能向上と洗練された雰囲気が増してきました。
ランフィRA9はここが違う!旧型RA8との比較
大好評だった先代モデルRA8は2018年3月の発売。
約1年に1回の割合で歴代ランフィはモデルチェンジしてきたことから、そろそろ新型が出るだろうとは想像はしていました。
しかしながら、先代RA8モデルは今までにない劇的な進化を遂げており、高い完成度からこれ以上の仕様変更はないだろうという憶測もありました。
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たしかに新型RA9ではサプライズな変化箇所はありませんでしたが、着実に進化していることが分かります。
新型RA9にはどのような機能が付加されたのでしょうか。旧型RA8の違いを見ていきましょう。
さらに滑らかな走行性と操作性を実現
走破性と静寂性の高いピジョンのシングルタイヤがさらにグレードアップしました。
キャスター軸には世界的に有名なミネベアミツミ社製「NMB ボールベアリング」を採用。
タイヤが滑らかに回転することで一段高い走行性と操作性が実現しました。
トリプルスルーシート
通気性だけでなく透湿性に優れた「トリプルスルーシート」搭載。
シート地とハグットシートSOFTONには高級寝具素材として有名な帝人エルクを使用しています。
ベースシート、リバーシブルシート、ハグットシートの3つのシートに採用している生地すべてで、高い通気性に加え、1時間のお出かけで300mlの湿気(蒸発した汗)を通すことのできる透湿性を実現しています。
個性的な3カラーが登場
先代のRA8に比べて個性的なカラーリングが揃っています。
鮮やかなレッドを中心にどんなシーンにもマッチする新色のシェリグレー、カリヌネイビーにも要注目です。
新型RA9と旧型RA8の違いまとめ
上記3点以外ではカタログで見る限りでは新旧の違いは見られませんでした。
以下表はRA9の基本スペックですが、先代のRA8と全く一緒。
サイズ(最大寸法) | [折りたたみ時]W516×D380×H1028mm [展開時]W516×D830×H1015mm(背面位) [展開時]W525×D945×H1015mm(対面位) |
---|---|
重量 | 本体重量5.4kg |
タイヤ径 | 対面時前輪:φ180mm 対面時後輪:φ165mm |
リクライニング角度 | 100度~175度 |
SG基準 | (A形)適合 |
唯一違う箇所は重量。新型は100g重くなっています。
ボールベアリングとトリプルスルーシート採用が影響しているのもと思われます。
新型・旧型どちらが買いなのか?
ランフィは新型RA9へと進化しましたが、先代RA8発売のときのような劇的なモデルチェンジとはなりませんでした。
新旧の違いはほとんどなく、外観の違いはカラーのみ。
しかしながらもともと完成度の高いランフィだけに年に一回のモデルチェンジによる無理な仕様変更は意味がなく、微改善であっても何も問題はないかと思います。
ベビーカーはどのメーカーのモデルも新しい機種が圧倒的に売れる傾向にありますので、新旧の違いに敏感な方にはRA9は特におすすめいたします。
先代のランフィRA8はお買い得な価格が魅力
ランフィを少しでも安価でお探しの方には先代モデルRA8がお勧めです。
RA8はRA9の発売に伴い2019年3月現在、価格は4万円中盤と新型よりも1万円以上安いプライスをつけており、わずかながら在庫があるようです。
以下が先代RA8のカラーラインアップ。
お気に入りのカラーがあればRA8でもよいのではないでしょうか?
RA8のメインカラーである鮮やかなアピスブルーが私のお気に入り。
ランフィは常に進化し続けており、最新型が一番優秀なのは当然ではありますが、今回は実質旧型となったものの、それほどの違いがないRA8のチョイスでも何も問題がないかと思います。
ランフィの前モデルはすぐに売り切れになるのでご注意を
ベビーカーは新型発売に伴い、旧型が安価で売られるのはどのモデルも一緒。つい数日前まで高額で販売されていたモデルが突如安価になるのはランフィに限ったことではありません。
ランフィの初期モデル発売の5年前より動向を見てきましたが、他競合モデルと比べると安価になった瞬間から、旧型があっという間に売れてしまう傾向にあります。
2019年3月現在ではどのショップもほとんど在庫がないようですが、少しでも安いものをお探しであれば見つけ次第「買い」でよいかと思います。
追記*2019年6月現在、RA8は売り切れ完売のようですね
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さいごに
コンパクトで使いやすいのにサクサク動いてくれるのがランフィの魅力。いいとこどりを実現した数少ないベビーカーです。
新型のRA9はこれ以上進化のしようがないぐらい充実した完成形へと仕上がったと感じています。
ランフィは私が大好きなモデル。使っていて楽しくなる後悔のないベビーカーですよ。
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