最近ではインポートベビーカーの利用者が特に増えてきているように感じます。
ベビーカーも自動車やバッグ、腕時計などと同様にお洒落でステータス性を兼ね備えたモデルが脚光を浴びており、芸能人やモデルさんなどの利用者が多いことから注目を集めるアイテムとしてすっかりと認知されるようになりました。
海外のカッコいいベビーカーを使いたいが「サイズを問題視」している方も少なくありません。インポートベビーカーは大柄のモデルが多く、公共交通機関での利用に不向きという印象が定着しているためです。
そこで、電車移動が多いママさんのために自動改札口を無理なく通れるお勧めの「プレミアムインポートベビーカー」を厳選してご紹介いたします。
ルックスの良さや高いブランド価値などの「見た目」だけで判断するのではなく、道具として納得のいく使いやすいモデルばかりを選んでみました。
改札を通れるか否かはベビーカー選びの一つの基準
自動改札口の横幅は鉄道各社によりバラツキがあるものの、おおむね55cm~60cmが主流となっています。つまり、ベビーカーの横幅が55cm未満でなければ通れない可能性が大きいわけです。
日本ブランドのベビーカーは一部例外を除いて基本的に横幅50cm前後に作られています。ベビーカーの横幅数値の設定は改札口を基準に作られていると、あるメーカーの方から聞いたことがありますが真偽のほどは定かではありません。
対して海外ベビーカーの場合、日本の改札口を考慮に入れて作られているわけもなく、サイズはまちまち。わずか数センチの違いにより大柄に感じたり、日本で利用するときの使いやすさにバラツキが出てくるのは改札口の影響なのかもしれません。
日本で利用する際に扱いやすいベビーカー=改札口を通れるサイズのモデル
ちょっと乱暴かもしれませんが、こんな考え方はあながち間違いではないかもしれません。
もちろんメインが車移動や近所のお散歩程度で電車移動を一切しない方には全く意味のない内容ではあります。
自動改札が通れるA型スペックのお勧めインポートプレミアムモデルはこれだ!
大柄のモデルが多い海外ブランドベビーカーですが、横幅55cm未満のモデルを探してみると意外とそれなりに見つかります。
しかしながらサイズだけを前提に探してみると約7か月から利用するB型スペックが圧倒的に多いのです。B型だったら小ぶりなのは当たり前。
本ページをご覧いただいている方のほとんどは新生児期から利用できるA型スペックを探しているはずです。
そこで前提条件として
1.改札を無理なく通れる横幅が55cm未満であること
2.新生児期から使えるA型スペックであること
3.使いやすいこと
4.海外ブランドならではのステータス製のあるモデルであること
の4つの条件が揃ったベビーカーのみを厳選してみました。
バガブービー5 Bugaboo Bee5
横幅 ⇒ 53.5cm
バガブーは泣く子も黙るベビーカー界の超プレミアムブランド。数あるラインナップの中で一番人気といえばbee(ビー)なのは誰もがご存知のこと。
単体で新生児期から利用可能なのはもちろん、コンパクトなサイズに両対面もこなし、簡単に折りたたみができるスペックは日本ブランドのベビーカーでは当たり前ですが、インポートブランドでそれに匹敵するモデルはあまりなく、バガブービー5が筆頭格といえます。
それに加え、マキシコシシートを組み合わせたトラベルシステムとして利用可能なのもポイントとなります。
優れた機能性を有していることはもちろんですが、バガブービー5の魅力はやはり突出したステータス性を兼ね備えていることはこのモデルを語るうえで外せない事柄です。
ハリウッドセレブをはじめ、日本の芸能人や有名人、モデルさんなどの利用者が特に多いベビーカーとしてファッション雑誌などでご覧になられたことが1度はあることでしょう。
湾曲したフレームライン、角張った独特のキャノピー(幌)形状は一目でバガブービーと分かる個性を放っています。
日本国内で利用するには最適なサイズと機能性を兼ね備えた優れたモデル。
横幅は53.5cmと55cm改札を通るにはギリギリのサイズですが通行には問題はないでしょう。
サイベックス ミオス cybex MIOS
横幅 ⇒ 50cm
最近、特に注目度が高いインポートモデルといえばサイベックス ミオス真っ先に挙がります。
ミオスはサイベックスの中では中間に位置するモデル。最上級モデルの「プリアム 」は高機能で外観が美しい高額プレミアムベビーカーとして日本では知る人ぞ知るモデルという印象にありましたが重いこと、横幅をはじめ全体的に大柄なことなど日本での利用には少々有り余る部分が引っかかりました。
そのプリアムをひと回り半ほどコンパクトにした印象の「ミオス」は日本で利用するにはちょうど良いサイズ。
新生児期から使えること、両対面にも対応、片手でコンパクトに折りたたみができることなど、道具としての性能をフルに発揮できるスペックを有した数少ないインポートモデルとして2017年の登場からすぐに大きな注目を集めました。
インポートモデルのこのジャンルは前途でご紹介した「バガブービー」の独壇場だっただけにサイズをはじめ、機能・スペック、ブランディング等が拮抗したミオスの登場は消費者の選択の幅を大いに広げてくれました。
スポークが絡み合うような独特のフレーム構造は一目でミオスを分かる個性的で垢ぬけたスタイリングが特徴です。
ミオスの横幅は50cm。日本市場を意識して作られたモデルという話もあり、一般的な日本ブランドベビーカーとほぼ同等のサイズとなっております。
詳細は以下別ページで詳しく解説しています。
サイベックス イージーSツイスト cybex eezy s twist
横幅 ⇒ 45cm
イージーSツイストは日本で人気急上昇中のコンパクトモデル。2018年10月現在、サイベックスベビーカーのラインアップは3機種。イージーSツイストはその中で最もコンパクトな末っ子モデルとなります。
新生児期から使え、回転式シートを採用した両対面にも対応。折りたたみは片手で行えるうえ超コンパクトに。自立もするので保管時に困ることもありません。
サイベックスのベビーカーはオランダのバガブーと並んで使いやすいベビーカーのトップブランドとして世界的に有名です。「イージーSツイスト」はプレミアムブランドのステータス性を持ったサイベックスブランドの製品ながら意外と安価なのはとても好感が持てます。
気軽に使える高級モデルという点では「イージーSツイスト」が真っ先に挙がるでしょう。
横幅は45cmと日本ブランドのコンパクトエントリーモデルと同等。実物を見ると想像以上に扱いやすいサイズであることを実感するでしょう。
ベビーゼンヨーヨー BABYZEN YOYO
横幅 ⇒ 44cm
ベビーゼン ヨーヨーはフランス発のおしゃれなコンパクトストローラー。ポップなカラーリングと個性的なスタイリングが特徴です。
最大の長所は折りたたみ時のコンパクトさ。3つ折り構造となっており、極小サイズになることで赤ちゃんをだっこしていても無理なくショルダーバッグのように肩からかけての持ち運びも可能に。
ヨーヨーには2つのモデルがあり、新生時期から利用可能なYOYO+ 0+&6+と、首が据わった約6か月ごろから利用できるB型仕様のYOYO+ 6+からお選びいただけます。
トラベルシステムにも対応しているため、マキシコシやサイベックスなど有名どころのベビーシートの装着も可能です。
プレミアムベビーカーをお探しの方で持ち運びの利便性を最優先される方には特におすすめです。
展開時の横幅はたったの44cm。とにかく気軽に使えるフレンチプレミアムストローラーです。
ペグペレーゴ シー peg-perego si
横幅 ⇒ 51cm
ペグペレーゴはイタリアで60年続くベビー用品の老舗メーカー。
同社では複数のベビーカーをイタリア国内で企画・製造し、世界150カ国で販売していますが、一番人気なのがここでご紹介するsi(シー)というモデル。
si(シー)は日本ブランドのモデルと変わらないコンパクトなボディにA型として必要な機能のほとんどが組み込まれた使いやすいモデルとして日本市場で長らく販売されている実績十分のモデル。折りたたみ時はすっきりと縦長で自立することで保管時は場所を占有することはありません。
イタリアの石畳や荒れた路面にも対応する強固なフレームとクイックなハンドリングに対応するシングルタイヤを装備したボールベアリング入りの足回りにも注目。
外車で心配なのがアフターフォローですが、正規品は日本の老舗ベビー用品メーカー「カトージ」が取り扱っているので安心して利用できます。
横幅は51cmで日本ブランドのハイグレードモデル、ピジョンフィーノ、アップリカオプティアとほぼ同等。改札口は何も気にすることなく通れます。
小粋なイタリアンストローラーのトップモデルをあなたも使いこなしてみませんか?
さいごに
海外ブランドのベビーカーはお洒落だけど「大柄で使いにくい」という印象が長らくありましたが、そんなマイナスイメージを完全に払しょくするモデルばかりをご紹介しました。
あとは好みの問題となりますが、併せてご自身が使いやすいと感じるかどうかを実機に触れてご判断いただくことをお勧めいたします。
特殊なインポートモデルだけに大手ベビー用品量販店には置いていない場合が多く、百貨店や専門店などに出向かなければなかなか見ることができないのは残念ではあります。
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