アップリカからまたまた最新ベビーカーが登場です。
ベビーカー全体で見ても上位の人気を常に維持しているアップリカ、ラクーナシリーズの最新モデルだけに大きな期待が持てます。
現執筆段階ではまだ発売されていませんので私自身実機は見ておらず、分かっている情報と私の個人的感想を手短に書いてみます。
アップリカ ラクーナクッションの概要
最新モデル、ラクーナクッションの情報は以下のとおり。
以下、アップリカプレスリリースから抜粋しました。
アップリカ・チルドレンズプロダクツ合同会社(本社:大阪市中央区、社長:前田英広)は、軽量オート4輪ベビーカー「ラクーナ」シリーズから、アップリカ独自の「振動吸収クッション」で振動吸収No.1※1を実現し、「揺れストレス」から赤ちゃんを守る「ラクーナ クッション」を、2018年10月上旬から全国のベビー用品専門店・百貨店・ネットショップなどで販売します(https://www.aprica.jp/products/babycar/luxuna/)。
アップリカでは創業以来、「赤ちゃん医学」と「育児工学」の研究に基づき、常に赤ちゃんのことを第一に考えた製品作りを基本としています。大人と比べ感覚機能が発達していない赤ちゃんは、周囲の多くの情報を触覚から得ているため、できるだけ不快に感じる振動を吸収してあげる配慮が大切ということが分かっています。また、首のすわらない赤ちゃんにとってベビーカーでの移動時の振動は大きな負担となります。大人が想像する以上に敏感な赤ちゃんをこうした「揺れストレス」から守ることが重要です。
「ラクーナ クッション」はこの製品づくりの考え方に基づいてつくられた「ラクーナ」シリーズの最新型です。軽量でありつつ、振動吸収にこだわっているのが特徴です。「振動吸収シート」、「ゆれぐらガード」、「ダブルタイヤ」で構成される「振動吸収クッション」の働きで、軽量オート4輪ベビーカーで振動吸収No.1※1、だから赤ちゃんを揺れストレスから守ります。また、赤ちゃんは快適・ママにもうれしい基本機能が充実しています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000205.000002960.html
ラクーナクッションの特徴をまとめてみた
プレスリリースから読み取れるラクーナクッションの特徴は以下のとおり。
1.A型両対面・軽量+オート4輪搭載モデルであること。
2.振動吸収の仕組みを各所に配置していること
それにプラスしてラクーナクッションの公式ページから主要部分を抜き取ってみると
3.幅広のコンフォートシートを採用
4.重量5.6kg
見るべき箇所と製品の特長は大きく4点になるかと思います。
ラクーナシリーズは2ライン
ラクーナシリーズには2つのラインがあります。
一つ目は超軽量が特徴のラクーナエアーシリーズ。
4.6kgはA型両対面+オート4輪搭載クラスでは最軽量。わかりやすく言えば機能よりも持ち運びや取り回しの利便性(軽さ)を優先させたモデル。
もう一つは赤ちゃんの乗り心地を加味したコンフォート系のモデル。前途のラクーナエアーシリーズよりも重量は増すものの一回り大きい骨組みをベースに幅広のシートと振動軽減の仕組みを取り入れています。
従来型でいえば ラクーナ コンフォート や ラクーナ ソファークッション がこれに該当します。
2017年4月発売
2018年3月発売
新製品のラクーナクッションは後者の「コンフォート系」に属します。
2018年10月発売
「軽量A型両対面+オート4輪搭載」でありながら最上位モデルと同等の乗り心地を兼ね備えた時代のニーズにこたえるオールラウンドなモデルとご理解いただければと思います。
新製品ラクーナクッションに思うこと
最近特に注目度の高い「コンフォート系」ラクーナシリーズ最新作ということで劇的な進化を期待しましたが、プレスリリースと公式ページのスペックを見る限りは先発モデルのラクーナ ソファークッションとの大きな違いを見つけることができませんでした。
実機を見たり、メーカーの担当者の方からお話を聞いたりすれば違いは分かるのかもしれません。
今一度、上部にスクロールして両者の本体画像をご覧いただければわかると思いますが、新製品の「ラクーナクッション」と「ラクーナ ソファークッション」は外観がウリふたつです。ちなみに同じ写真を使いまわししたわけではありません。
外観を見ても分かる通り、最新モデル「ラクーナクッション」は先発の「ラクーナ ソファークッション」の実質、後継モデルといえるでしょう。
その理由は先発の「ラクーナ ソファークッション」は価格が下がっており、最新モデル「ラクーナ クッション」との価格差は1万円ほどあることから(2018年9月30日現在)、旧モデルからニューモデルに移行していく今までのベビーカー販売の流れと一緒だからです。
私自身、ラクーナクッションの詳細がよくわかっていない現段階での意見は時期尚早なのは理解していますが、不思議な点が2つあるので素直書き綴ってみます。
1.名前がスペックダウン!?
ラクーナシリーズの最新モデルはインパクトのあるセカンドネームがついているのが特徴。
軽さを全面に押し出したモデルには軽やかな印象の「エアー」を語尾につけた「ラクーナエアー」を。
赤ちゃんの快適性を加味したモデルには安心感や快適性を意味する「コンフォート」をつけた「ラクーナコンフォート」を。
ひとつ前のモデルは「ラクーナ ソファークッション」の名前の通り、ソファークッションのような構造を付加した乗り心地のよいイメージがすぐに浮かびます。
最新モデルの名称は「ラクーナ クッション」。
前発売のモデルが「ラクーナ ソファークッション」と豪華でキャッチーな印象のモデル名だっただけにトーンダウンした雰囲気を受けるのは私だけでしょうか。
前モデルを上回る仕様の最新モデルならば「ラクーナ ソファークッション2」とか「ラクーナ プレミアムクッション」なんて名前でもよかったと思いますがこれは私の感性不足なのでしょうか。
ちょっと気になります。
2.重量増加
ベビーカーを買い求める現代の消費者は軽量化に敏感です。少しでも軽いモデルに需要が集中する昨今ですが、最新モデルの「ラクーナ クッション」は先発モデル、「ラクーナ ソファークッション」に比べて100g増加しています。
100gはそれほど気にすることのない重量ですし、ベビーカーは些細な重量差で優劣が決まるわけではないのはもちろん承知しています。劇的な機能付加があれば納得もいくのですが旧モデルとの明確な仕様差がよくわからない中、この100g増加は商品説明ページからは読み解くことができませんでした。
しかしながら両者の違いをページの隅々まで見てみると1つありました。
それはリクライニング角度の違い。
最新モデル「ラクーナ クッション」は112°~155
旧モデル「ラクーナ ソファークッション」は135°~150
リクライニング幅は最新モデル「ラクーナクッション」が勝っています。
それに伴い大きさのスリーサイズ(W.D.H)の奥行部分(D)の数値が「ラクーナクッション」は若干小さくなっています。
これが重量差に反映されているのでしょうか?はっきりわかりません。
さいごに
「新製品ラクーナクッションに思うこと」ではメーカーさんから見た場合、言いがかりに聞こえる内容だったかもしれませんが、日本のベビーカー界を牽引するトップブランドのアップリカさんだけにしっかりとした理由があるのでしょう。
このあたりは分かり次第、記事にしていきたいと思います。
ベビーカーは常に進化しており、最新モデルが最良モデルであることは今までの流れからしてほぼ間違いないと思います。アップリカの売れ筋モデルは時代のニーズをいち早く汲み取った最善のモデルであることはいつも一緒です。
実機に触れることができましたら改めてレポートしたいと思います。
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