エアバギーは3輪バギータイプのスペシャリスト、GMPインターナショナルが手掛ける日本発のベビーカーブランド。
大型のエアタイヤを装備した3輪タイプのベビーカーは長らく欧米の大陸的住空間の中で利用するものと連想されており、日本市場ではその存在は認知されていたものの、大きさから実用性の面で敬遠されていたところがありました。
そんな中、2007年に発売されたエアバギーミミは日本のタイトな住空間でも使えるサイズと機能性を兼ね備えた3輪バギーとして注目を集めます。
エアバギーを日本に浸透させたモデルといえば今では大人気となっているcocoの存在が大きいといえます。
2011年に登場したエアバギーココは主力モデルであったミミを一回り小さくし、ホイルベースが短くなったことで、従来の4輪ベビーカーと同様、街中でも使える手軽さを兼ね備えたお洒落な3輪ベビーカーとして爆発的人気となります。
品質や機能にシビアな日本のユーザーに認められたcocoは単なる道具に過ぎなかったベビーカーをお洒落で洗練された子育てアイテムとしてブランディングを確立しました。
3輪エアタイヤがもたらすクイックなハンドリングと路面状況を選ばない走破性、そして、性能に裏打ちされたプレミアムブランド性がエアバギーの魅力といえます。
エアバギーのベビーカー一覧
2018年7月現在、エアバギーのラインアップは大人気のcocoを中心に派生モデルがいくつかあり、このあたりがメインとなっております。
シングルタイプと2人乗りタイプのcoco、そしてランニング専用ストローラー「RUN」の大きく3構成となっています。
主要モデルは以下のとおりです。
エアバギー ココブレーキ EX
ココブレーキEXは現行モデルでは最もスタンダードでポピュラーな存在。
発売当初から変わらない丸みを帯びた愛くるしいフォルムに強力なハンドブレーキを標準装備したハイスペックモデル。
現行モデルではシャープな形状が生えるブラックフレームを採用し、各所パーツ(ハンドル、フロントバー、ドリンクホルダー)にはブラックのヴィーガンレザーを纏い、機能性とデザイン性を兼ね備えた上質なモデルに仕上がっています。
エアバギーココ プレミア
プレミアはcocoの派生モデル。
ベース構造はほぼ同じながら、プレミアの名にふさわしい各所の変更点に注目です。
まず目を引くのがスクエアーフォルムのキャノピー。幌形状の違いだけでシャープな印象へと変化しました。
そのほかの注目点としてオフロードタイプのタイヤへと変更、ハンドル、フロントバーの形状変更などが挙げられます。
エアバギーココ ブレーキEX フロムバース
フロムバースは2018年5月に発売になったばかりの最新モデル。今までにない革新的装備を纏った大注目のモデルとなりました。
従来型との一番の違いは新生児期から利用可能となったこと。
リクライニング機能は115度から155度までベルト調整の無段階で設定が可能。(従来型は100度・135度の2段階のみ)この角度がミソとなります。
エアバギーはあらゆる面で魅力的なベビーカーではありましたが、利用月齢が生後3か月からと中途半端だったのが引っかかってました。新生児期から単体で使えないためA型とは呼べず、購入に二の足を踏んでいた方も多いかと思います。
マキシコシシートを買い足すことで新生児期から利用でき、しかも5WAY機能を持たせることができたので実際のユーザーさんは不自由を感じていなかったと思いますが、単体で使えるようになったことはやはり非常に大きな出来事です。
もう一つの革新的内容がオープンハーネス機能の装備。
肩パットと腰パットは立ち上がった状態のため赤ちゃんを乗せおろしがスムーズに行うことができます。
ごく一部のチャイルドシートでは既に存在した機能ですが、ベビーカーでは私の知る限り初めてではないかと思います。
利用月齢が0か月からになったことでかなり人気になるのでは?と個人的には思っています。
エアバギーココ プレミア フロムバース
ココシリーズの最上位モデル、プレミアにもフロムバース仕様が登場。
新生児期から使えるパワフルは3輪バギーへと生まれ変わりました。
エアバギーココダブル
ココダブルはcocoの走破性と操作性をそのままに二人乗り仕様になったモデル。
双子ちゃんにも年子ちゃんにも対応するベビーカー。横並びのベビーカーはサイズが気になるところですが、幅は71.5cmと一般的な横並び2人乗りタイプと比べるとコンパクトに仕上がっています。
折り畳みは両サイドのレバーを握るだけで半分のサイズになり自立するので、保管場所に困ることもありません。
二人乗りベビーカーは本体重量とお子様の体重を合わせるとかなりの重量となるため、押すのに苦労するのが一般的ですが、大型エアタイヤを装備したエアバギーならではの軽快な押し心地とクイックなハンドリングは一人乗りと同様。街乗りでも不便はありません。
エアバギーココダブル フロムバース
ココダブルにもフロムバースが登場。
従来型のココダブルの利用目安は3~5か月からでしたが、こちらも一人用と同様に新生児期からの利用が可能に。
産院の退院時からしっかりと活躍してくれます。
特別仕様のモデル多数
エアバギーココにはリミテッドエディション、スペシャルエディションと呼ばれる特別なモデルが年に1~2回発売されます。限定のため人気のモデルはすぐに売り切れてしまうことも。
気になったモデルがあればすぐに決断されることをお勧めいたします。
2019年1月現在の私の気になる特別モデルをピックアップいたします。
エアバギーココ ブレーキEX イオラニ
ココブレーキEXをベースにした限定モデル。
ハワイのアパレルブランド「イオラニ」とのコラボモデルです。
ファブリックにはハワイの夏らしい海をイメージしたデザインを採用。
ハワイのワイキキビーチウォーク店でしか買えなかったモデルが今なら直営店でのみ限定で購入可能です。
⇒ エアバギー ココ ブレーキエクストラ イオラニ 直営限定
エアバギー ココ メランジ デニム
画像:(左)ココプレミア、(右)ココブレーキEX
メランジデニムのファブリックを採用した爽やかなイメージのスペシャルエディション。
個人的には丸ドームのオリジナルココがお勧め。ホワイトフレームとデニムブルーのコントラストが眩しいこれからのシーズンにピッタリです。
ランニングストローラー
エアバギーラン
親子で楽しくジョグを楽しみたい方のためのランニング専用ストローラー。独特のスタイリッシュな外観をご覧いただいてわかるように、上でご紹介してきたcocoシリーズとは全くの別物です。
路面の凹凸にも柔軟に対応する大型16インチのエアタイヤを装備。
ランナーに無理のない姿勢を確保できるハンドル調整機能、手が離れてしまったときや急発進時にも対応するセーフティストラップ、キャノピー・シート・タイヤには夜道でも存在を知らせるリフレクター機能が搭載されているなど走るための安全装備が整っています。
エアバギーココと一緒に使いたい注目のアイテム
マキシコシベビーシート
エアバギーユーザーがかなりの割合で同時購入するのがマキシコシのベビーシート。
エアバギーと同時利用することで5WAYの機能を得ることができます。
エアバギーココは元々約3か月からの利用しかできなかったため、新生児期から使うにはベビーシートを利用しなければならなかったとうい理由も考えられますが、新生児期から利用可能になった最新モデル「フロムバース」シリーズの購入者もかなりの割合でマキシコシを利用しており、一概にスペックの穴埋めのために購入するわけではなさそうです。
エアバギーココ+マキシコシシートの組み合わせはさらなる安全性を得られると同時に、ファッション性の高いアイテムとしても注目されており、芸能人やモデルさんなどの利用者も多いことから知る人ぞ知るツールとして認知されています。
マキシコシ ペブルプラス
ペブルプラスはマキシコシ製ベビーシートの最上位モデル。
他に カブリオフィックス 、 ペブル がありますが、安全性を最優先に考えればペブルプラスのチョイスで間違いはありません。
自動車に設置時(チャイルドシートとして)側面衝突にも対応し、チャイルドシートの最新安全基準i-sizeに対応(専用ベースメント 2WAY FIX 使用時)。
産院の退院時にはクーファンとして、自動車に設置すればそのままチャイルドシートとして、さらにエアバギーに設置すれば安全な着座部としてマルチな活躍をしてくれます。