(2019年8月17日加筆)
コンビの人気A型モデル、メチャカルハンディオート4キャスとスゴカルの違いを徹底解説いたします。
ベビーカーを選定する際、軽さと高機能性が両立したタイプを探していくといくつかのモデルに絞られてきます。その中で必ず候補に挙がるのがコンビの人気モデル、メチャカルハンディオート4キャスシリーズとスゴカルシリーズ。
2つのモデルを比べると外観は酷似しているものの、名前が違うし売値も違う。一部仕様が異なるようだがそれもよくわからない・・・と困惑されている方も多いはず。
そこでこれら問題を解決すべく2つのモデルを徹底比較していきます。本ページを最後まで読めばあなたがどちらを選択するかがハッキリするはずです。
基本構造は一緒
メチャカルとスゴカルは名前は異なりますが、大きな違いはなく基本構造はほぼ一緒。まるで双子のようです。
シャーシ部分やシート形状、幌、タイヤに至るまで違いは基本的にありません。
ただし、スゴカル、メチャカルともに複数のモデルチェンジ(マイナーチェンジ)を繰り返しており、名称と形式の違いにより一部の仕様が異なります。
それではスゴカルとメチャカルハンディオート4キャスにはどのようなモデルが存在するのか?現在売られているモデルは?仕様の違いは?などををざっと流し見していただきます。
メチャカルハンディオート4キャス
メチャカルハンディオート4キャスの初期モデルは2015年6月に発売開始。
押している時の“操作性の軽さ”はもちろんのこと、階段などで持ち運びする時の“車体そのものの軽さ”を両立させたベビーカー。
オート 4 キャス搭載(オート4輪)モデルで史上初4kg 台を実現した持ってもよし、押してもよしのいいとこどりのモデルとして登場しました。
コンビ独自の「持ちカルグリップ」を装備。軽いだけではなく持ちやすさにも工夫を凝らしています。
関連記事:
⇒ コンビ メチャカルハンディオート4キャスのレビューと詳細解説
メチャカル ハンディ オート4キャス エッグショック HF
2015年6月発売の初期モデル。
2018年12月現在、新品では販売されておりません。
フル装備重量:4.9kg
メチャカルハンディ オート4キャスplusエッグショック HF
初期モデルからわずか3か月後の2015年9月発売となったセカンドモデル。
前モデルとの違いは2つ。
一つ目はエッグショックの範囲が拡大。
従来型は座面部のみに配置されていたエッグショックが背面部分まで広がりました。
二つ目は下かごの容量拡大。
従来型の18ℓから21ℓへと変更。
フル装備重量4.9kgは変更ありません。
2019年8月現在、スゴカル・メチャカルシリーズでは最安値。ネット上では現在も販売中です。
メチャカル ハンディ オート4キャス エッグショック HG
2016年7月発売されたメチャカルシリーズの第3弾!
とにかく軽さを最優先される方にはオススメ。
超軽量4.7kgの車重オート4輪を搭載したモデルの中では当時としては最軽量。ちなみに現在一番軽いオート4輪搭載モデルがコンビ スゴカル4キャスLight、アップリカ ラクーナエアーABの4.6kgですのでほぼ一緒です。
前途のHFモデルから若干のスペックダウンが・・・
シート部分のエッグショックは座面部だけに戻っています。また、下かごは初期モデルと同じ18ℓに変更。軽さを追求したモデルだけに仕様の変更は仕方のないところかもしれません。
軽さを前面に出した現行モデル、スゴカルライトと仕様はほぼ一緒。
2019年8月現在、こちらのモデルもネットで販売されています。
こちらも前途のHFモデル同様、4万円を下回るお手頃価格にて販売中です。
メチャカル ハンディ オート4キャス compact エッグショック HG
2016年9月発売のメチャカルシリーズ最終モデル。
大きな違いはハンドルアジャスターの装備。
ハンドルが折れ曲がり、よりコンパクトになることで収納に便利になったこと、折りたたみの際、地上高が低くなることで持ち運びやすさが向上した利点が挙げられます。
また、背丈の異なるご夫婦でもハンドル角度調整で最適なポジションを取ることが可能に。
シート部分のエッグショックは全面に配置。下かごは21ℓの大容量に戻っています。
本モデルがスゴカルと一番スペックが似通っており、比較の対象とされています。
スゴカルと比べてお手頃なお値段が魅力。
2019年8月現在、どのショップでもすでに販売されていないようです。
⇒ 販売終了
スゴカル
スゴカルは大人気だったメチャカルハンディシリーズの最終モデルをベースにした後継モデル。名前は違うものの同シリーズの最新版と捉えてよいでしょう。
スゴカルの初期モデルでは大きな仕様変更はありませんでしたが、2018年11月下旬に発売になるスゴカルの新型、スゴカルアルファでは赤ちゃんの乗り心地を向上させる新しい機能が加わりました。
コンビ スゴカルの最新モデルが登場!スゴカルα2018年11月下旬発売「概要と感想」
2019年8月現在、さまざまなスゴカルが販売されており、機種ごとの違いが非常に分かりづらいため、新たにそのあたりを別ページにてまとめてみました。
それではスゴカルシリーズをご覧いただきます。
スゴカル 4キャス compact エッグショックHH
スゴカルは2017 年 10 月に発売となったメチャカルの流れを汲む新型モデル。とはいっても、ベースやシート形状、タイヤサイズなど主要部分はメチャカルの最終モデル「コンパクト」とほぼ一緒。
唯一違う点は下かごの容量と形状。
大きく開いた形状で荷物の出し入れがしやすくなったのと同時に積載可能容積が33Lと大幅に向上しました。
スゴカルコンパクトHHには初期モデルの発売後、新色が登場していますが2019年8月現在、色の違いにより価格が異なっていますので要注意です。
スゴカルコンパクトHHの発売と同時に「スゴカル4キャスLight」という姉妹モデルも販売されました。
ライトモデルは名前のごとくスゴカルの機能を維持しつつ、軽量に抑えた持ち運びに長けたモデルです。
スゴカルα 4キャス compact エッグショック HK
2018年11月下旬にスゴカルから新モデル、スゴカルαが登場します。
気になる変更箇所は以下のとおり。
さらなる振動軽減のための新しい機能、「エッグサスペンション」を装備。上位モデルのアンブレッタにはすでに装着されていた特別な機能です。
もうひとつは下かごの改善。
積載可能容積が33ℓから38ℓへと大幅に改善されただけでなく、「たためるバスケット」と呼ばれる新機能を追加。ベビーカーはどのモデルも下かごに荷物を入れた状態では折り畳みが不可能でしたが、特殊な形状によりたっぷり入った状態でもしっかりと折りたためる優れもの。
これはかなり使える機能です。
それ以外の機能
シート部や幌形状、持ちカルグリップの装備などスゴカルの魅力は踏襲されています。
一つ違う点はサイズ。
カタログで見る限り、サイズがほんのわずかながら異なっています。
新モデルスゴカルαHK
旧スゴカル
もう一つ異なる点が・・・
新型スゴカルαは車重が100g増しています。
たぶん「たためるバスケット」と「エッグサスペンション」の追加によるものと思われますが、開閉サイズが若干異なっているため、フレーム部の変更による可能性もあります。
いずれにしても100gの差は大して重要視することでもないでしょう。
これ以降もさまざまなスゴカルが販売されています。
別ページにてまとめましたのでスゴカルシリーズをご検討の方は是非ご覧ください。
スゴカル・メチャカルシリーズを選ぶポイント
ここまでざっと違いをご覧いただきましたが、ご理解いただけましたでしょうか?
・スゴカル・メチャカルは名前が違うものの基本部分は一緒
・発売時期の異なるモデルごとに若干の機能変更あり
こんな感じにまとまります。
選ぶ基準は5つ
スゴカル・メチャカルを選ぶ基準としては以下の5つが挙げられます。
1.機能 2.重量 3.価格 4.新しさ 5.お気に入りカラー
ほとんどの方が選ぶ基準にされるのがこの5つ。これはスゴカル・メチャカルに限らず、他メーカーのモデルでも同じようなことが言えます。
1.機能性重視
現在のベビーカーで一番人気があり、売れているのが軽量・コンパクトなA型両対面+オート4輪搭載モデル。
スゴカル・メチャカルともにこのカテゴリーのど真ん中にあるモデルなのでほとんどの方が比較対象のモデルとして挙げることは間違いありません。
「軽さ」だけではない、「機能性」も欲しい。この両立こそが現代のベビーカーに求められている一番の理想です。
高性能のスゴカル・メチャカルの中でもそれなりに機能が充実したトータルバランスの取れた管理人おすすめ機種は以下のモデル。
2019年4月に後継機種であるスゴカルα 4キャス compact エッグショック HSが発売になったため実質旧型とはなりましたが、スペックはほぼ一緒。
それでいて新型よりも1万円ほど安価なため、納得できるお買い物となるかと思います。
新型はカラフルなカラーリングが多いのに対し本モデルはどんなシチュエーションにも対応する落ち着いたカラーが魅力。
2019年8月現在、新旧複数のスゴカルが販売されていますが、このモデルが一番売れているのでは?と推測できます。
2.重量重視
「気軽に使いやい・持ち運びの利便性を優先させたい」という方には軽量モデルがお勧めでしょう。
スゴカル・メチャカルシリーズの車重は4.6kgから5.1kgと上下で5.300gの差があります。たかが500g、されど500g。この車重の違いを重要視する方には以下の2モデルがお勧めです。
メチャカルハンディオート4キャスシリーズの最軽量バージョン。
4.7kgと軽量に仕上げながら、メチャカルの上位モデルと仕様はほぼ一緒。
複数ある人気のオート4輪搭載モデルの中でも最安値に部類するリーズナブルな価格も魅力です。
スゴカル 4キャス Light HJ は2018年6月に登場。
従来型スゴカルの軽量バージョンとして発売されました。
装備を簡素化することにより軽量化が図られましたが、基本部分はほぼ一緒。
本モデルは前途のメチャカルハンディオート4キャスHG実質後継モデルとなりますが、2019年8月現在、価格はこちらのほうが安くなっています。
ただし、選べるカラーに限りがありますので要注意です。
スゴカル 4キャス Light HJには後継機種のスゴカルα 4キャスLight HKも登場。
前モデルに機能が付加されましたが、本体構造は一緒です。現行モデルのためお値段はまだお高め。
軽さ重視ならばこの2機種3モデルから選ぶこととなります。
関連記事:
⇒ とにかく軽いA型ベビーカーを重量順に並べてみたランキング
3.価格重視
出産前後はなにかとお金のかかる時期。
少しでも出費を抑えたいと思っている方も少なくありません。ベビーカーは価格の上下がかなりある商品。安いモデルはたしかに使いやすさや性能が落ちる傾向にあるのも事実。
スゴカル・メチャカルシリーズの上下の価格差は最大3万円近くもあります。基本部分は一緒なのであとは付加機能のみ。基本的に性能差はないので低価格モデルはある意味とてもお買い得と言えます。
お勧めは以下の3モデル
メチャカルシリーズの最安値。
大人気のコンビ主力モデルがこの値段で買えるなんて数年前では考えられないことです。
価格重視一択で選ぶので会えばこのモデルで決まりです!
スゴカルシリーズの最安値。
最新モデルと足回りなどが異なりますが基本部分は一緒。
スゴカルを安値で堪能したい方にはお勧めです。
スゴカルシリーズのライトバージョン。
超軽量と値段が融合したコストパフォーマンスに優れた逸品。
ただし、カラーに限りがあります。
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4.新しさ
ベビーカーは一部の特殊なモデルを除き、新しいモデルが圧倒的に売れる傾向にあります。
機能や価格と相談してコスパの高いモデルを選ぶのが正攻法と思われる方もいるかもしれません。しかしながら、最新型で他人と被らないモデルを使いたいという気持ちも十分に理解できます。
そのような方にお勧めなのが2019年8月現在の現行モデル2機種。
2019年4月に発売となったスゴカルシリーズの最新モデル。
個性的な角形幌とクッション性を高めた厚手の座面シートが搭載されました。
涼しげなカラーリングも魅力です。
こちらは最新スゴカルのライトバージョン。
夏らしい爽やかなグリーンとベビーカーの一番人気色であるネイビーの2本立てで登場。
5.お気に入りのカラーで選ぶ
ベビーカー選びにおいて色選定は重要な事項です。
カラーありきで機種を選ぶ方もいるほどです。
お気に入りのカラーから選ぶのも間違った選択方法ではありません。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
スゴカル・メチャカルの違いをご覧いただきました。
違いを全く実感できなかった方、大いに違いを感じた方などまちまちではないかと思います。
ベビーカーの選び方は人それぞれ。正解はありませんので、あなたがこれぞ!と思った機種を選んでいただいて何も問題はありません。
お気に入りのスゴカル・メチャカルには出会えましたでしょうか?
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