ジョイーは日本でもすっかりとお馴染みとなったイギリス発のおしゃれなベビーカーブランド。
その主力モデルである「スマバギ4WD」を掘り下げてレビュー・評価をしていきます。併せて「良い点」と「気になる点」をピックアップ解説していきます。
ジョイー スマバギ4WDの主な装備と製品特徴
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新生児期から使えるA型タイプ
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ハンドル可変型の両対面機能
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オート4輪搭載
主な装備から見る製品特徴
日本国内のベビーカー市場では新生児期から使えるA型モデルが大人気。
しかも両対面機能を装備した軽量・コンパクトなモデルに人気が集中しています。
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さらに最近ではそれらにプラスしてオート4輪機能を搭載したモデルがトレンドに。
妥協しない走行性と使いやすさが融合したベビーカーが一番人気となっているのです。
該当モデルは意外と少ない
2020年現在、軽量、コンパクト+オート4輪搭載モデルに人気が一極集中しているベビーカー界ですが、これら要素を全て含んだモデルは非常に少ないのが現状です。
つい最近までオート4輪機能を搭載したモデルを販売しているメーカーはコンビ、アップリカ、ピジョンの国内大手3ブランドしかなく選択肢は限られていました。
そこに割って入ってきたのがイギリス発のブランド、ジョイーの製品。
日本国内で利用するにはちょうど良いサイズと多彩な機能性を兼ね備えたオシャレなベビーカーがジョイー スマバキ4WDなのです。
ジョイー スマバギ4WDの良い点・気になる点
スマバギ4WDの優れた点と気になる点をピックアップしてみました。
私自身が実際に触れてみた感想を素直に述べていきます。
良い点
フル装備
現在のベビーカートレンドにぴったりマッチしているのがスマバギ4WDの最大の特徴。
軽量でコンパクト、両対面もワンタッチでこなし、しかもオート4輪搭載の多機能ベビーカーは世界を見渡しても僅か数機種しかなく、日本で使うには申し分のない複数の機能が整っています。
適度なサイズ
日本国内ではタイトな空間が多く、小ぶりなベビーカーに人気が集中しています。
スマバギ4WDは使いやすい適度なサイズに仕上がっており、街乗りにも最適。
折りたたみ時は簡単にスッキリと自立。オート4輪搭載モデルは奥行きが気になる機種もありますが僅か45センチに収まっているので保管時は邪魔になることはないでしょう。
オート4輪搭載
オート4輪搭載モデルは現在のトレンド。
ベビーカーを選ぶ際はオート4輪ありきで選定する方もいるほどです。
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2019年現在かなり普及してきた機能でありますが、まだまだ限られた機種しか搭載されていない特別な機能なのです。
スマバギ4WDは軽量・コンパクトモデルでは数少ないオート4輪搭載モデルです。
新生児期から使える無段階リクライニング
A型ベビーカーの最大の特徴は深いリクライニングが可能なこと。フラットになることで自然な寝姿勢が確保できるのは赤ちゃんにとっても快適な空間といえるでしょう。
しかしながら、同じA型ベビーカーで比較しても180度に迫るリクライニング角度を有したモデルは意外と少ないのです。
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スマバギ4WDは最大170度まで倒れるため、より快適な寝姿勢を確保することができます。
持ち運び・取り回しがラクラク
スマバギ4WDはA型ベビーカーでは小型に部類するモデル。
混雑した街中やママと赤ちゃんの二人きりのお出かけでも不便になることは少ないでしょう。
気になる点
個人的に気になる箇所も素直に書いていきます。利用者の個人差もありますので参考程度にご覧ください。
重量
スマバギ4WDの重量は5.6kg。
A型両対面ベビーカーでは軽量に部類する車重ですが、カテゴリーが一致する競合機種と比べると決して軽いとはいえません。
競合各社の現行モデルといえば4.6kg~5.5kgが一般的。わずか数百グラムの違いといえども少しでも軽いモデルに人気が集中していることを考えると、マイナスとして捉えられるかもしれません。
軽さが性能に直結するわけではありませんので一概に数百グラムの違いはマイナスとなるわけではありませんのでご承知おきください。
カラーバリエーションが少ない
スマバギ4WDはレディーバード(レッド)とコバルト(ブルー)から選べます。
とても個性的な2色ですが、好みの分かれる配色といえるでしょう。ベビーカーの人気鉄板カラーがないのは残念なところ。
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紺系とグレー系があればベストなんですが、いかがでしょうか?
項目別評価
スマバギ4WDの詳細について5段階評価をしてみました。
参考になれば幸いです。
機能性
★★★★☆ 4
軽量・コンパクトなA型両対面+オート4輪が搭載されているモデルは数少なく、人気のど真ん中にある仕様なのは評価できます。
ママと赤ちゃんの二人きりでのお出かけでも持ち運びや取り回しに苦労することはないでしょう。
走行性
★★★☆☆ 3
オート4輪が搭載されていることで背面だけではなく対面でもギクシャクしたハンドリングは回避できます。
タイヤ直径は14cm。
このサイズのベビーカーでは平均的な数値ですが、段差の乗り上げなどには配慮する必要があるでしょう。
快適性
★★★☆☆ 3
赤ちゃんにやさしい取り外し可能なクッション類や大型の幌などサブ機能も充実しています。
足元まですっぽりと包み込む新生児クッションは安定感が増し、乗り心地は向上するものと思われます。
折り畳み
★★★★☆ 4
ハンドルを握り、フロントアームに手を添えれば簡単に折り畳みが可能。慣れれば片手での開閉もできるでしょう。
折りたためばすっきりと自立します。このサイズであれば玄関先に置いても邪魔になることはないでしょう。
重量
★★☆☆☆ 2
5.6kgの重量は現在のA型ベビーカーにとって軽いとはいえず、その点は少々引っかかります。ただし、オート4輪搭載モデルの比較では極端に重すぎることはありません。
デザイン
★★★☆☆ 3
A型両対面ベビーカーとしては可もなく不可もなくといった感じ。
このカテゴリーのベビーカーは仕様が似通っているためデザインの差別化はなかなか難しいとはいえ、幌の形状やフレームの湾曲など細かい点を見ると個性的な部分は見て取れます。
フロントアーム部と下かごに配置されたユニオンジャックは個性を発揮するワンポイントとなっています。
価格
★★★★★ 5
オート4輪搭載のベビーカーでは最安値。
これだけの機能を網羅しながら2万円ほどで買えるモデルは他にはありません。
使いやすさ
★★★★☆ 4
トータルでみると使いやすさは合格点以上にあるかと思います。
軽量、コンパクトなオート4輪搭載モデルをご希望であれば何ら不満点はないでしょう。
製品スペックが被る日本ブランドの主力モデルと比べても特に劣る部分はないと感じました。
競合モデルと比べて価格が安い分、納得のお買い物となるでしょう。
総合評価
★★★☆☆ 3
軽量・コンパクトなA型モデルにオート4輪が搭載されながら2万円ほどで買えるのは最大の魅力といえるでしょう。
競合製品と比べるとダントツで安いモデルではありますが、機能面では劣ることはありません。
あとはお気に入りのカラーがあるのか?競合製品と比べて若干重いことを気にしなければ納得の買い物となるかと思います。
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コンパクトなオート4輪搭載モデルをお探しの方
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3万円以下でオート4輪モデルお探しの方
競合モデル
ジョイー スマバギ4WDと製品特性(軽量・コンパクト・オート4輪搭載)が被る3モデルをご紹介いたします。
スマバギ4WDは3万円を割る価格が魅力。そのためなるべくリーズナブルなモデルに絞ってピックアップしてみました。
コンビ メチャカルハンディオート4キャスplus
メチャカルハンディオート4キャスシリーズはコンビのロングセラーモデル。
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コンビ メチャカルハンディ オート4キャスのレビューと詳細解説
最新モデル、スゴカルαシリーズが発売になったことで実質、型落ちとなりましたが2019年現在も依然として高い人気を維持しています。
人気の理由は新型のスゴカルと基本部分は同じながら現在ではお買い得なディスカウントプライスをつけているため。
圧倒的な知名度と信頼性のある老舗ブランド、コンビの多機能ベビーカーがこの値段で買えることを多くの方が知りません。
ピジョン ランフィRA9
ピジョン ランフィシリーズは走行性に重点を置いたA型両対面+オート4輪搭載モデル。
ピジョン ランフィのレビューと口コミ、評価、使用感をまとめてみました。
2019年3月に発売になったランフィシリーズの最新モデルです。
ピジョンの新型ベビーカー ランフィRA8の発表会へ行ってきました
【ピジョン新型ベビーカー】ランフィRA9をレビュー!RA8との違いも解説します
このベビーカーカテゴリーでは1,2を争う人気モデルです。
アップリカ ラクーナエアー
ラクーナシリーズはアップリカの主力モデル。
さまざまなバリエーションのモデルが登場しましたが、ラクーナエアーは「軽量」を重点に置いたモデル。
A型両対面+オート4輪搭載モデルでは最軽量となるわずか4.6kg!
発売当時と比べてかなり割安となった値段は魅力的です。
さいごに
スマバギ4WDは軽量・コンパクトなA型両対面+オート4輪搭載モデルではダントツのお買い得モデル。
とにかく安価で多機能モデルをお探しの方にはお勧めです。
コンビやアップリカ、ピジョンの競合モデルと比べると街中でバッティングする機会も少なく、個性を発揮できるでしょう。
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