ラクーナエアーはベビーカー老舗ブランド、アップリカの中でも特に人気の高いモデル。
「どんな特徴を持ったベビーカーなのか?」「長所や短所は?」など気になる部分をまとめてみました。
ラクーナエアーはこんなベビーカーです
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A型両対面仕様
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オート4輪搭載
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超軽量・コンパクト
- お求めやすい価格
A型両対面
ベビーカー界ではA型タイプに圧倒的な需要が集中しています。
A型ベビーカーとは簡単にいうと「新生児期から使える」モデルのこと。生まれてすぐから使い終わるまでこれ一台で済むので人気が集中するのも当然といえば当然です。
現行A型ベビーカーの主流は両対面機能がついていること。新生児期は赤ちゃんとママが常に相対して走行できる両対面はA型とほぼセットになっているのが一般的です。
オート4輪搭載
「オート4輪機能」ははじめてベビーカーに触れる方には馴染みのないワードではないでしょうか。
前途でA型ベビーカーには両対面機能が搭載されているのが一般的と申し上げましたが、この部分に関連しているのです。
ベビーカーは通常、背面で押すのが一般的です。そのため押し手が操舵がしやすいように前輪がクルクルと駆動する仕様になっています。
今度は対面にしてみましょう。
すると・・・進行方向が逆になるため、今度は後輪が操舵できるようになります。
ベビーカーは進行方向の前輪が左右に駆動することで方向変換が容易にできるよう作られています。そのため前輪が固定され、後輪が駆動するようになると非常に押しにくくなるのです。
それを解消するのが「オート4輪機能」。
背面から対面にハンドルを移動しても常に進行方向の前車輪が駆動するように作られているのです。
オート4輪を搭載しているベビーカーはメーカーと機種が限られており、高額のモデルに限定されているのが一般的です。
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超軽量・コンパクト
一般的なA型ベビーカーは新生児期から約3歳ぐらいまでをカバーする仕様となっております。新生児期は不安定なため、安全性や快適性を重視したつくりにしなければなりません。
そのためA型ベビーカーはそれなりに大きくなり、重量が増すのが必然。
ラクーナエアーはA型ベビーカーとしての「安全性・快適性」と使いやすさを追求した「軽量・コンパクト」という相反する部分を見事に融合した理想的なベビーカーといえます。
4.6kgという重量は「A型+オート4輪搭載ベビーカー」では最軽量です。
お求めやすい価格
ラクーナエアーは2017年9月の発売。発売当初から最近まで上代の5.6万円(税込)で長らく販売されていましたが、数か月前より価格が徐々にに下落し、2019年6月28日現在では3万円を割り込むお求めやすい価格で販売されているネット店舗もちらほら見かけます。
性能が拮抗したコンビ、アップリカなどの人気ブランド現行主力モデルのほとんどが6万円前後であることからかなり割安であることはご理解いただけるかと思います。
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A型モデルとしては心もとない
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シートと幌が頼りない
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B型として使うのは?
- 人気カラーは高額
短所についても触れておきましょう。これらは私が個人的に感じている事柄です。
長所の裏側にあるものなので決してネガティブな内容とは言えませんが口コミなどにも登場する内容なのでご検討中の方は是非参考にされてもよいかと思います。
A型モデルとしては心もとない
A型ベビーカーは新生児期の安全性とママの利便性の両方を追求したモデルに人気が集中しています。
多くのA型両対面モデルの車重は5kg~6kgぐらい。ラクーナエアー(4.6kg)は一般的なモデルをさらに軽量化し、使いやすさを重視したモデルに仕上がっています。
当然ながら安全性を確保しながら軽量化を図っていますが、各部品の簡素化は避けられません。大きなベビーカーに比べると華奢に感じてしまうでしょう。
この部分はラクーナエアーの長所であり短所でもあるのですが、どのように考えるかは利用者さん個人個人によって差があります。
シートと幌が頼りない
画像のみを見ているとわかりづらいですが、シート部分と幌はかなり簡素化している印象を受けます。
軽量化のためには仕方のないことではありますが、それなりに重量のある他機種と比べるとさっぱりとしています。
気になる方は店舗にて実機をご覧いただくことをお勧めいたします。
B型として使うのは?
ラクーナエアーはA型両対面+オート4輪搭載モデルでは最軽量。
4.6kgという車重はこのカテゴリーではダントツの軽さです。ラクーナエアーを購入する方の多くが新生児期から幼児期までこれ1台で済ませようとしています。
オールラウンドにこなしてくれる適度な重量と大きさという面では大変優れていますが、いざB型として使うとなると微妙な大きさ・重量となります。
利用する方個人個人の考え方にもよりますが、B型として機能するかというと私自身、疑問に感じます。
人気カラーは高額
ラクーナエアーには2017年9月に発売を開始したモデルと2018年6月に発売された「ラクーナエアーAB」という2つのタイプがあります。
2モデルには大きな違いはなく、しいていえばカラーリングが異なる点。
初期モデルはパステル調の明るいカラーで後モデルは落ち着いたカラー。同じもので違いは色のみなのですが価格は大きく異なります。
初期モデル ⇒ ラクーナエアー
後期モデル ⇒ ラクーナエアーAB
ベビーカーは人気カラーにかなりの片寄りがあるのでそのあたりはしっかりとチェックしてください。
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ラクーナエアーの立ち位置
ラクーナエアーはどのようなポジションにあるモデルなのかをみてみましょう。
2019年5月現在で販売されているアップリカのA型両対面式ベビーカーの現行モデルは4種類。
オプティア > ラクーナクッション > ラクーナエアー > カルーンエアー
の順になります。
カルーンエアー以外はすべてオート4輪を搭載。左に行くほど装備が充実しており、右に行くほど軽くなります。
この並びは価格の高い順・グレードの高い順となりますが、2019年5月現在は「ラクーナエアー」の価格が極端に下落しており、下位モデルの「カルーンエアー」と逆転しています。
ラクーナエアーはA型両対面タイプのちょうど中間グレードにあたります。
比較競合モデル
ラクーナエアーとコンセプトが似通った2つのベビーカーをご紹介いたします。
コンビ スゴカル4キャス Light
スゴカル4キャスライトはコンビの人気モデル、スゴカルαをベースに軽量化を施したバージョン。重量は4.6kgでラクーナエアーと同じ。機能的にも拮抗しており、よきライバル関係にあります。
2つを比べての選択基準はお好みのメーカー、そしてお気に入りのカラーなどかと思われます。
ジョイー スマバギ4WD
ジョイーはイギリス発のお洒落な育児ブランド。
コンパクトなA型両対面+オート4輪搭載ベビーカーを挙げるならば、「ジョイー スマバギ4WD」は外せないでしょう。
世にベビーカーは数多くあれど、コンパクトなA型両対面でオート4輪を搭載しているモデルは大変少なく、貴重な一台といえます。
スマートな外観、そしてイギリスブランドというステータス性は魅力いっぱいですが、しいて言うならばラクーナエアーに比べて重量があるのが引っかかります。
充実した装備で同価格帯という共通点から比較する価値はあると思います。
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さいごに
ラクーナエアーはしっかりとしたコンセプトがあります。
「超軽量オート4輪搭載A型ベビーカー」
軽さは正義!機能も欲しい!そんな欲張りな方も納得させるパッケージングが評価されています。
最近ではお手頃な価格になってきているので迷う理由もなくなってきています。
軽いベビーカーでのお出かけはストレスを感じず、楽しいひとときとなるでしょう。
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