ベビーカー選定の一つの基準として「軽さ」を取り上げる方が多いのは事実です。
少しでも軽量であれば持ち運び時の利便性向上や取り回しが良くなることなど、軽量化によるメリットは大きいと思われているからです。
ベビーカーは個々の利用される環境や必要な機能の付加などにより機種ごとに重量が変わります。軽さだけがベビーカーの優劣を決定する要因ではないことを付け加えておきます。
ここでは車重のみに焦点を当て、2019年6月現在、国内で販売されている主要A型ベビーカーを「軽い順」から並べてみました。参考になれば幸いです。
*ここで言うA型とはベビーカー単体で新生児期から利用できるモデルのことを指します。
*ベビーシート取付によって新生児期から対応したB型ベースのモデルは含みません。
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お待たせいたしました。ここからはベビーカーを「軽い順」から列記いたしましたので一気にご覧いただきます。
ここでいう「軽さ」とは、純粋に本体重量のことを指します。ベビーカーの軽さを実感するのは「本体重量」だけではなく、折りたたみ時の持ちやすさや折り畳み工程も考慮に入れる必要があります。
機種ごとにあるリンクから詳細はご確認ください。
人気モデルとの対比
ベビーカーは軽さだけでは判断されておりません。
売れ筋のベビーカー情報を照らし合わせるとあなたにとって最適な1台が見つ借りやすいかと思います。
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リッチェル カルガルー ファースト RS
3.7kg
背面式
B型では最軽量で人気の高いカルガルーシリーズのA型バージョン。背面式ながらA型として必要な機能はしっかりと網羅した安心のモデル。ビックリするぐらい軽いです。
アップリカ カルーンエアー
3.9kg
両対面式
アップリカで最も軽いA型モデル。
両対面機能、大きなフード、ハイシートなど現代のニーズをしっかりと網羅しながらたった3.9kgに抑えてあるのは立派です。
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コンビ F2 plus AJアスレジャー
3.9kg
背面式
もともとはB型ベビーカーとして人気の高いコンビF2シリーズの最上級モデル。ベースはB型ながらリクライニング角度の大幅な変更によりA型としても機能します。
スペック的にはA型として利用できますが新生児期から利用するというより、発育の早いお子様や、B型でもリクライニング機構は欲しいと考えている方に向いたモデルです。
3.9kgはB型としては決して軽い数字とは言えませんが、コンパクトなA型として考えれば持ち運びは楽ですし、超軽量の部類に入ります。
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コンビ スゴカルハンディ エッグショック MK
4.2kg
両対面式
大人気、スゴカルシリーズの最新モデル。
オート4輪を搭載していないシンプルな構造で使いやすさと持ち運びやすさを重視した実用的なモデル。
コンビ メチャカルハンディ エッグショック MG
4.4kg
両対面式
コンビは以前より軽量で使いやすく、信頼性の高いモデルを多数輩出していることで定評があります。
その代表格がメチャカルハンディ エッグショック MG。オート4輪は搭載されていませんが、4.4kgと軽量なこと、展開時・折りたたみ時ともにコンパクトなことなどA型ベビーカーとしての基本に忠実なモデルです。
アップリカ ラクーナエアー
4.6kg
両対面式・オート4輪搭載
新生児期から利用可能な軽さとコンパクトさを兼ね備えたA型両対面モデルはここ10年ぐらいで鉄板の人気カテゴリーとなりました。
それにプラスして対面時の取り回しの良さをカバーするオート4輪搭載モデルが現在のトレンドとなっております。ただし、機能を付加した結果、重量が増すことが最大のネック。
ラクーナエアーはオート4輪を搭載しながら車重はたった4.6kgと超軽量なのがセールスポイント。
すべての機能を詰め込んだ欲張りな一台です。
2019年6月現在、3万円台と驚きの安値なのも見逃せません。
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コンビ スゴカル 4キャス Light
4.6kg
両対面式・オート4輪搭載
A型両対面+オート4輪搭載モデルの中では前途のラクーナエアーと並ぶ4.6kgという超軽量が魅力のモデル。
ベースモデルのスゴカルコンパクト(5.0kg)は作りこみの良さと使いやすさで定評のある超人気機種。それに「軽さ」という最大の武器を纏った注目のモデルです。
コンビ メチャライトNH
4.6kg
両対面式
メチャライトはA型両対面式のコンビのスタンダードモデル。
オート4輪は搭載されていないものの、充実した装備を眺めると4.6kgという車重はとても軽いといえます。
2万円前半とお手頃な価格は信頼のコンビブランドということを考えると相当お安いと思います。
コンビ メチャカルハンディ オート4キャス HG
4.7kg
両対面式・オート4輪搭載
大人気、メチャカルハンディ オート4キャスシリーズの最軽量モデル。最新式の機能を詰め込んだパッケージングでありながら、車重はたった4.7kgとオート4輪未搭載モデルとほほ変わらない軽さとなっています。
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ピジョン パタン
4.7kg
背面式
独特の折りたたみ方法によりコンパクトにまとまる持ち運びに長けたベビーカー。
名前のとおりパタン、パタンと片手で操作することで驚くほど小さく折り畳めます。
肩から掛けたり、キャリングバッグのように転がして持ち運ぶことも可能。軽さを語るうえで、コンパクトさや持ち運びやすさはとても重要だということを分からせてくれた革新的モデルです。
コンビ メチャカルハンディ オート4キャス PLUS
4.9kg
両対面式・オート4輪搭載
A型両対面+オート4輪搭載の人気モデル、メチャカルハンディ オート4キャスシリーズで最も安価なモデル。
これだけの機能が揃っていて4万円を割り込む価格帯は数年前では考えられなかったこと。
コストパフォーマンスはピカイチです。
デ・ヨーネ レジェ(西松屋オリジナル)
4.9kg
両対面式
デヨーネ レジェはベビー用品量販店としておなじみの西松屋のオリジナルモデル。
A型両対面をはじめ、必要な機能が整っていながら驚くほどリーズナブルな価格が魅力。
デザイン性の良さにも定評があります。
コンビ スゴカル4キャス compactシリーズ
5.1kg
両対面式・オート4輪搭載
スゴカルはコンビの現行主力モデル。2018年10月現在、日本のベビーカー界では1、2を争う超人気機種といっても過言ではありません。
A型両対面+オート4輪をはじめ、使い手に優しいきめ細やかな装備の数々はコンビならでは。
これら幾多の機能を盛り込みながら5.1kgという軽量に収めてあるのがスゴカルの魅力です。
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ピジョン ランフィRA9
5.4kg
両対面式・オート4輪搭載
ランフィシリーズの最新モデル。
大型シングルタイヤを装備し、高い走破性とクイックなハンドリングが魅力。
日本を代表する超人気モデルです。
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インファンタジー デビューidea カエナ
5.4kg
両対面式
インファンタジーはベビー用品量販店のアカチャンホンポのオリジナルモデル。
どっしりとした外観に幅広のシート、大型の下かごを装備した使いやすいベビーカー。
アップリカ ラクーナビッテ ソファークッション
5.5kg
両対面式・オート4輪搭載
ラクーナビッテ ソファークッションはアップリカとアカチャンホンポの共同開発モデル。
名前が似ている「ラクーナクッション」とは別物。
小ぶりな外観にオート4輪、ソファークッション構造、ハンドル角度調整機能など先進機能を盛り込んだ画期的モデルです。
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アップリカ ラクーナ ソファークッション
5.5kg
両対面式・オート4輪搭載
軽量+オート4輪搭載ベビーカーのパイオニア、ラクーナーシリーズの乗り心地に特化したモデル。
座面下に配置された「ソファークッション構造」により、路面から赤ちゃんに直接伝わる振動を吸収し、快適な乗り心地を実現。
コンフォートシートと呼ばれる左右上下に広いシートも合わせて採用。赤ちゃんは広々ラクチンに過ごせます。
ワンランク上の高級モデルに匹敵する赤ちゃんの快適な乗り心地に長けたベビーカーながら5.5kgに抑えてあるのはさすがラクーナといえます。
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ピジョン ランフィリノン3
5.6kg
両対面式・オート4輪搭載
ランフィRA9をベースにしたアカチャンホンポオリジナルモデル。
ハンドルの角度調整機能が搭載され、利便性が向上。その分、オリジナルに比べて200g重くなっています。
アップリカ ラクーナクッション
5.6kg
両対面式・オート4輪搭載
アップリカの最新モデルでラクーナソファークッションの後継モデル。
座面下のクッション構造が快適な乗り心地を提供してくれます。
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アップリカ ナノスマートプラス
5.6kg
背面式
サッと畳めて驚きのコンパクトサイズに!
持ち運びのしやすさと場所を取らない最小サイズが特徴です。重量はそれなりにありますが、折り畳み時のコンパクトさと持ち運びやすさでそれほど重量感は感じません。
コンビ メチャカーゴIG
5.7kg
両対面式
コンビのオーソドックスなA型両対面モデルながら、大きな荷室に注力したモデル。
20L大型カゴ(耐荷重5kg)、30Lまでのショッピングバスケット搭載可能な広大な下かごはたくさんのお買い物をされるママから絶大な評価を得ています。
コンビ アンブレッタ4キャス
6.7kg
両対面式・オート4輪搭載
アンブレッタはコンビの最上級モデル。
最近流行の5kg前後のモデルに比べると重さは感じますが、最上級にふさわしい装備の数々を見れば納得できます。
このカテゴリーのモデルはもともと軽量を意識するタイプではありません。
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リッチェル コアラクーン
6.7kg
両対面式
手元ブレーキ搭載で両対面どちらでも機能する珍しいモデル。
超大型シングルタイヤは少々の段差にも対応し、クイックなハンドリングが可能。
走りの装備に注力したモデルなのでそれなりの重量は増しますが、安定感を考えれば適度な重さといえるでしょう。
コンビ AttO アット type-S
6.7kg
両対面式
アットはコンビの最新最上級機種。新しいコンセプトのベビーカーとして注目を集めています。
アットは3グレード制。
エントリーモデルのtype-Lと中間モデルのtype-Sはともに6.7kg。
最上級グレードのtype-cは充実装備のため若干重く7.1kgとなっています。
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アップリカ オプティアAC
6.8kg
両対面式・オート4輪搭載
オプティアはアップリカの最上級モデル。
このオプティアACは2018年10月現在、最もスタンダードなオプティアモデルです。
「あかちゃん医学」と「育児工学」の視点から赤ちゃんの気持ちをとことん研究した結果を形にしたベビーカー。
赤ちゃんのおでかけでのストレスを軽減する様々な仕組みが盛り込まれたママとの心地よいお出かけを楽しめるベビーカーです。
他競合モデルとの大きな違いは広大なシートスペース。ゆったりとしたシートスペースはタベビーカーと並べると一目瞭然。赤ちゃんにストレスのない乗り心地を提供します。
また、走行時の振動軽減の仕組みはよくできており、タイヤ部にあるキャスターサスペンションと座面下に配置されたシートサスペンションのダブルサスで赤ちゃんがゆったり落ちつく乗り心地を実現。
赤ちゃんの乗り心地が前面に出ているモデルですが、ママの押し心地をはじめ、使い勝手のよい機能性も併せ持つ道具としては申し分のないベビーカー。
A型両対面の最上級モデルとしては平均的な重量です。
アップリカ オプティアAB
6.8kg
両対面式・オート4輪搭載
オプティアABは前途でご紹介したACタイプの一つ前のモデル。
実質旧型とはなりましたが、内容・デザインともにほとんど変わらず。価格は1万円ほど安くなっているのでお買い得といえます。
ピジョン フィーノ
6.8kg
両対面式・オート4輪搭載
フィーノは大きなタイヤと優雅な外観が特徴的なピジョンの最上級モデル。
ピジョンは走行性能に注力したモデル「ランフィ」で大成功したことにより、押し感と乗り心地では定評のあるブランド。
ピジョンランフィのレビューと口コミ、評価、使用感をまとめてみました
そのランフィよりもさまざまな部位をより強固にし、ベビーカーに求められる最上級の品質を実現したのがフィーノです。
タイヤ径はランフィをも上回るクラス最大の180mmサイズのシングルタイヤを採用し、よりスムーズで段差や小さな障害物にも柔軟に対応する走破力が備わっています。
また、足回りにはランフィで実績のある、しなやかな動きのスイング式サスペンションを搭載し、乗り心地と押し心地を強力にサポートしておりますが、それにプラスしてシート下に搭載された「ママだっこサスペンション」がタイヤサスで吸収しきれなかった衝撃をさらに緩和する画期的な方式をとっております。
これだけの装備であれば6.8kgはむしろ「軽い」といえるかもしれません。
アップリカ ソラリア
7.5kg
両対面式・オート4輪搭載
アップリカの最上級モデル「オプティアシリーズ」の前モデル。
2014年に発表になったモデルながら、装備や内容は現行モデルと比べて遜色ありません。
発売当時は8万円に迫る価格帯でしたが、現在では3万円程度ととてもリーズナブル。
重厚感のある乗り心地と走行性に特化したモデルだけに7.5kgは納得できます。
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アップリカ スムーヴAC
9.0kg
背面式・3輪バギータイプ
新生児期から利用可能な3輪バギーといえばスムーヴが真っ先に挙がります。ここでご紹介するスムーヴACはスムーヴシリーズの現行標準モデル。
アップリカらしいきめ細やかな配慮が随所に見られる使いやすさが魅力。
3輪バギーは安定性と走破性が重視されるため、それなりの重量がありますが折りたたみやすさやパッケージングは想像以上に優秀で利用するのに苦はないでしょう。
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アップリカ スムーヴ プレミアム
9.0kg
背面式・3輪バギータイプ
スムーヴACに便利な使いやすい機能が付加されたモデル。
個人的にはスムーヴシリーズの中では一番お勧めです。
アップリカ スムーヴ スマートブレーキ
9.1kg
背面式・3輪バギータイプ
現行モデルのスムーヴACに自動ブレーキシステムを搭載した画期的モデル。
アップリカ スムーヴ トラベルシステム
9.5kg
背面式・3輪バギータイプ
スムーヴシリーズの中で唯一、ベビーシートが搭載できるトラベルシステムに対応したモデル。重量増はアタッチメント関連の増加が要因と思われます。
エアバギーココ ブレーキ フロムバース
9.5kg
背面式・3輪バギータイプ
エアバギーココは発売以来、常に高い人気を維持してきた3輪モデルの代表格。
使いやすさと走破性の高さは一級品。しかしながら一つだげ欠点ともいえる箇所がありました。それは、単体では生後3か月からしか利用できないこと。
最新モデル「フロムバース」はフルリクライニングが可能となった新生児期から利用可能なA型ライクなモデルとして登場。
エアバギー人気がさらに加速しそうです。
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エアバギーココ プレミア フロムバース
10.3kg
背面式・3輪バギータイプ
エアバギーココシリーズの最上級グレードとしてお馴染みの「プレミア」にも新生児期から使える「フロムバース」が登場。
エアバギーココの中では最上級グレードとなります。
重厚感がありながら、軽快な動きが特徴のエアバギーでは決して重すぎる重量とはいえません。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
ここでは国内ブランドベビーカーの重量に焦点を当て、軽い順から主要ベビーカーを並べてみました。
再三申し上げているようにベビーカー選びは「軽さ」が最重要事項ではありません。一つの目安としてご覧いただければ幸いです。
あなたに合ったベビーカーを選定するにはいくつかの事柄をクリアしてからが理想です。別ページにある ベビーカーの選び方 の各項目をチェックの上、最終的にご判断ください。
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