近年、プレミアムセグメントのベビーカーは日本の市場に着実に浸透しつつあることを実感しています。
地域によっては全く見かけないかもしれませんが、私の住む横浜の郊外でいわゆる高級ベッドタウンで、しかも若い夫婦が暮らすあざみ野やセンター北南などの地区ではかなりの比率で見かけるようになりました。
都心の高級住宅地である白金や青山、広尾などでは、平日の昼間にもかかわらず、公園やカフェなどで驚くほど遭遇率が高く、初めてその光景を見る人には別世界と思えるほどかもしれません。
何かが違うような気がする、セレブ感漂うオーラを演出するのは高級ブランドバッグやオシャレな洋服ばかりではないことに気がつくでしょう。
ブランド価値、デザイン性や機能美、色遣いなどは日本のベビーカーとは明らかに違う独特の風合いがあります。 ワンランク上のオシャレママさんを演出するにはうってつけのアイテムと言えるでしょう。
「ベビーカーなんてどれも一緒でしょ?子供が普通に乗れればそれでOKですよ!」
これって、一昔前の「野暮ったい おっかさん」の感覚ですよ。
現代のママさんたちはオシャレにとても敏感です。ヴィトンやエルメスをさりげなく利用してきた淑女方にとっては、ベビーカーもバッグや洋服同様におしゃれアイテムの一つなのです。
ベビー用品の量販店へ出向いてその場でなんとなく決めてしまうとちょっと後悔するかもしれません。
世の中にはあなたの想像以上に複数のベビーカーメーカーとかわいい機種が多数存在するのですから。
他人と同じものはイヤ!
ベビーカーにもこだわりを持って利用したい!
ベビーカーをスマートに使いこなしたい!
そんな方は必見です。
photo credit: -Jérôme- On top of the world via photopin (license)
注目のプレミアムベビーカー ベスト10
ブランド力と高価格帯、そして注目度などの観点から世界の選りすぐりのベビーカー10機種をチョイスいたしました。
多少、私の好みも入っております。並び順についてはあまり意味はありませんのでお気になさらずに。
バガブーカメレオン Bugaboo Cameleon3
レア度: ★★★★☆
高価格度:★★★★★
注目度: ★★★★★
バガブーはオランダ発の世界的な最高級ベビーカーメーカーです。
そのバガブーの中でも長年一番人気モデルとして君臨するのがこの「カメレオン」。
新生児から使える多彩なシートアレンジと斬新なデザインは一目でバガブーカメレオンと分かる圧倒的な個性を輝き放っております。
価格も一桁違いますので、なかなか手が出しづらいところですが、そこもプレミアムベビーカーの証し。
2011年末に人気番組「ひみつの嵐ちゃん」でベビーカー界のロールスロイスとして紹介されて一時期、話題になりました。
ストッケ エクスプローリー Stokke Xplory
レア度: ★★★★☆
高価格度:★★★★★
注目度: ★★★★★
ストッケはノルウェーの歴史ある家具メーカーとして有名です。
現在では子供用品や子供家具を中心に開発・生産しております。1972年に発売され、現在でもプレミアムベビーチェアとして有名な トリップトラップ はご存じの方も多いはずです。
そのストッケが2003年に発売したのがこの「エクスプローリー」。
どのベビーカーにも似ていない個性的かつ斬新なデザインは、ベビーカーに興味のない人でも見入ってしまうほどです。
このエクスプローリーを押すママさんはどんな方でもエレガントに見えてしまうから不思議です。価格は少々お高めです。使い手を選ぶ優雅なベビーカー。これを使いこなすアナタは間違いなく庶民ではありません。
2018年9月には新型エクスプローリーV6も発売開始。細部の変更に留まっているものの実用的な機能も備えた完成度の高いモデルに仕上がっています。
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ストッケ エクスプローリーの口コミ・評価・使用感をまとめてみた
ストッケ エクスプローリーの新型モデル、V6と旧型モデルV5の違いを見てみよう
bugaboo bee5 バガブー・ビー・ファイブ
レア度: ★★★☆☆
高価格度:★★★☆☆
注目度: ★★★★☆
このページで紹介するプレミアムベビーカーはメーカーごとに1機種だけのつもりでしたが、このバガブービーはあまりにも人気が高いため、あえて掲載いたしました。
バガブーシリーズの中でも一番リーズナブルなモデル(国内ブランド高級ベビーカーよりは高いです!)ですが、ジャパンブランドの高価格帯ベビーカーと同じぐらいの多機能性とコンパクトさ、そして取り回しの楽さが人気の秘密と思われます。
このbeeをご存じない方は一見、日本のベビーカーと見間違うかもしれません。
それだけ日本の風土にマッチしていると思います。しかしながら、遠目から見ても分かる人には分かる独特のフレーム形状はバガブーbeeならでは。
2017年3月にはbee3に替わる最新モデルbee5も登場して注目を浴びています。
bee(蜂)のネーミングもおしゃれですよね。
余談ですが、歴代のバガブーシリーズはすべて生き物の名前がついております。フォックス・ドンキー・バッファロー・カメレオン・フロッグ・ビー。末っ子のbeeが日本では一番似合うと思いますよ。
bugaboo bee5 [Black Frame]バガブー・ビー・ファイブの詳細と価格
ストッケ スクート2
レア度: ★★★☆☆
高価格度:★★★☆☆
注目度: ★★★☆☆
ストッケといえばエクスプローリーで有名な言わずと知れた世界的ベビーカーブランド。
ベビーカーを少し勉強した方ならば、ストッケ=敷居が高い と思われている人も多いのではないでしょうか。
その理由は2点考えられます。
1、エクスプローリーは値段が高すぎ
2、ステータス性は認めるが使い勝手が・・・
ここでご紹介するスクートは前途2点をクリアした実用的なストッケ製品であります。
シート部分はエクスプローリーに似たストッケらしいプレミアムなデザインでありながら、簡単に小さく折り畳みが可能なうえ、両対面はもちろん、新生児期からの利用が可能とあって、気軽に利用できるブランドモデルとして非常に評価が高いのです。
気になるお値段は日本ブランドの上級機種と変わらぬリーズナブル?な価格帯。
流通台数もそれほど多くないことから、個性も発揮できることでしょう。
東京乳母車 プスプス
レア度: ★★★★★
高価格度:★★★★★
注目度: ★★★★★
古き良き時代のいわゆる「乳母車」といった形状ですが、これを今見ると斬新かつお洒落と感じてしまうのは私だけではないと思います。
英国貴族のようなエレガントさ、そして上品さ。
言葉が出ません。美しすぎます。
一見、持ち運びに苦労しそうな感がありますが、意外とコンパクトになり、大抵の乗用車には無理なく乗せることができます。日本を代表するベビーカー、それが東京乳母車のプスプスです。
ベビーゼン ヨーヨープラス
レア度: ★★★☆☆
高価格度:★★★★☆
注目度: ★★★☆☆
ベビーゼンヨーヨーはフランス発の画期的なコンパクトデザインスタイリッシュストローラー。
日本のタイトな空間でもソツなくこなす実用的なモデルです。
お子さまの成長に合わせて座面部分を付け替えることで、新生児からの利用も可能。その後は背面式に変化することで3才前後になるまで長く使用する事ができるA型ライクなモデルです。
ヨーヨーの最大の特徴は折りたたみ時のコンパクトさ。電車や飛行機の荷棚に入るサイズまで小さく折りたため、持ち運びもラクラク。
最近では街中でも結構見かけるようになってきた人気モデル。ステータス性の高いモデルは見かけは良いけど、実用性は・・・という先入観を完全に払しょくするとにかく使いやすいベビーカーです。
エアバギーココ フロムバースモデル
↑左:ブレーキEX 右:プレミア
レア度: ★★☆☆☆
高価格度:★★★☆☆
注目度: ★★★☆☆
日本ブランドながらステータス性溢れる印象がしっかりと確立された感があるのがエアバギーココシリーズ
「3輪構造、全輪エアタイヤ、ブレーキ付き」この組み合わせ、驚くほど高い走行性能を発揮します。
押し手側は快適そのもの。当然ながらエアタイヤで振動の少なさから赤ちゃんもゴキゲンのはず。
日本ブランドらしい使い手に対するきめ細やかな操作性も魅力です。
エアバギーココの従来型モデルは月齢3か月からしか利用できず、その点で見ると今一つ魅力に欠け、購入に際し二の足を踏んでいる方も多いようでした。
しかしながら、その問題もしっかりと解決してきました。
2018年5月に発売となったフロムバースモデルは無段階のフルリクライニング機能が備わり、新生児期からの利用が可能となりました。
エアバギーココは上位モデルの プレミア と スタンダードモデルの ブレーキエクストラ の二本立て。
どちらも新生児期から使える フロムバースモデル がラインアップされています。
⇒ AirBuggy cocoプレミア フロムバース (amazon)
⇒ AirBuggy coco ブレーキ フロムバース(amazon)
サイベックス ミオス
レア度: ★★★★☆
高価格度:★★★★☆
注目度: ★★★★☆
サイベックスはベビーカーをはじめ、チャイルドシート、ベビーシート等を手掛けるドイツ発のプレミアムブランド。
ここでご紹介するミオスはサイベックスブランドでは最も人気のモデル。
ドイツの品物というと武骨ながらしっかりとしたしたつくりのものが多い大味な印象がありますがミオスはそれらイメージに該当せず、スタイリッシュで多機能、そして繊細な日本ブランドベビーカーの上位モデルやバガブービーに近い印象を受けます。
コンパクトな外観と両対面をこなす機能性、さらに別売のサイベックス製人気ベビーシート、エイトンQ や クラウドQ 、クラウドZアイサイズが装着可能で、トラベルシステムとしても機能します。
画像:サイベックスミオス+クラウドZ
プレミアムセグメントのベビーカーではダークホース的存在。
それほど話題になっていない今こそ使いたい隠れた名品です。
クイニーザップ フレックス
レア度: ★★★☆☆
高価格度:★★☆☆☆
注目度: ★★★☆☆
クイニーザップはオランダ、クイニー社のエントリーモデルとしてインポートベビーカーとしてはお馴染みのモデル。
小ぶりなサイズと小さく折り畳みが可能なことから約10年前より日本国内では知る人ぞ知るモデルとしてお洒落なママさんの支持を集めてきました。
ザップも第四世代に入りfrexとして登場。初期モデルの欠点を補う完成度の高いモデルとして輸入物としては特に人気の高いモデルです。
座面フレーム部分が簡単に外れ、対面式になり、しかもリクライニングが可能となりました。フレーム装着時でもコンパクトに折り畳めるのもフレックスの長所。
利用の目安は6カ月からですが、新生児期から利用したい場合はマキシコシシートの装着が可能なため使用月齢の幅が大きく、フレキシブルな利用が可能です。
インポートモデルにしてはお手頃な価格も魅力。マキシコシシートを同時に購入しても日本ブランドの上級ベビーカーに比べてむしろ安いぐらいです。
購入者のほとんどがマキシコシシートを同時購入しているのも特徴。
ザップはマキシコシシートとの相性が一番良いベビーカーであると個人的には感じております。
利便性と安全性、そして格好良さも相まってザップフレックス+マキシコシの利用を強くお勧めいたします。
ジュールズ
レア度: ★★★★☆
高価格度:★★★★☆
注目度: ★★★★☆
ジュールズはオランダ発のプレミアムブランド。
赤ちゃんの成長に合わせて変化していく多機能ベビーカーです。キャリーコットが標準装備されており、新生児期はベッド(キャリーコット)での利用、首・腰が据わっていたら座席仕様に付け替えて使います。背面だけではなく対面でも利用可能。
しっかりとしたフレーム構造と大口径のタイヤは安心した走行性を発揮します。
一番似通ったコンセプトのベビーカーはバガブーカメレオン。
芸能人や有名人がこぞって利用しているモデルとしても有名です。
さいごに
上でご紹介しましたモデルだけではなく、世界的な名品はまだまだ複数存在します。ここでご紹介しましたベビーカーは日本で簡単に入手可能でしかもインポーターがしっかりしているのと同時にアフターサービスの心配はいらないモデルを並べてみました。
個性を重視するならばどれもお勧めのモデルばかりです。
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