A型ベビーカーの選び方を初心者でもわかりやすく完全解説いたします。
A型は新生児期から使える万能タイプで一番人気の機種群。
A型といってもカテゴリー分けがあり、しかも機種が豊富なことから初めての方は何を基準に選定するのかと苦労されるかと思います。
選ぶ際のポイントは?どんな種別があるのか?私に合ったモデルは?などあらゆる角度から見たA型モデルの選び方を解説していきます。
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A型ベビーカーの選び方
あなたにとって最適なA型モデルを選定するために抑えておきたいポイントを順番に解説していきます。
3輪タイプと4輪タイプ
まずはじめにA型ベビーカーには車輪の形状が異なる2つのタイプがあることをご理解ください。
3輪タイプと4輪タイプです。
3輪タイプ
画像:3輪タイプの代表的モデル
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優れた走行性能
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クイックなハンドリング
- 高いファッション性
3輪タイプは前タイヤが一つしかないため自在に進路変更が可能なクイックなハンドリングが特徴。
タイヤが大きいモデルが多いため少々の悪路にも柔軟に対応。走行に関してはストレスフリーで利用できるのが最大のメリット。
タイヤにこだわりを持ったモデルが多く、走行性に特化しているタイプとの印象ですがそれと同時に赤ちゃんの乗り心地が良いことでも定評があります。
ファッショナブルな外観は子育てをエンジョイする素敵なママさんというイメージが定着しています。
エアバギーココ フロムバース、アップリカ スムーヴ、ジョイー ライトトラックス エアなどが代表的なモデルです。
4輪タイプ
画像:フル装備の高級モデル
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トータルパッケージの良さ
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高い安定性
- 多彩な装備
4輪タイプはベビーカーの最もスタンダードな形式。
赤ちゃんに優しい機能とママの使いやすさを同時に実現することが容易でしかも軽量にまとめている機種が一般的です。
構造上、複数の機能を持たせやすく高い利便性と快適性を兼ね備えたモデルが多いのが特徴。
ベビー用品量販店の実店舗で複数並んでいるベビーカーの約6~7割がA型4輪タイプ。人気の高さがうかがえます。
4輪タイプはさらに細分化されている
人気の集中している4輪タイプですが、そこからさらに大きく4つのタイプに分類できます。
多機能・両対面タイプ
画像:4輪タイプのフル装備最上級モデル
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フル装備の最上級モデル
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快適重視型
- 多彩な装備
赤ちゃんの乗り心地とママの押し心地を最上級まで高めた究極の4輪ベビーカーがこのタイプです。
両対面にワンタッチで対応し、大型の幌、柔軟性のあるサスエンション構造、上質なクッションなど、挙げていったらキリがありません。
対面時の操舵性を向上させた特別な機能、オート4輪は一部を除きほとんどのモデルに搭載されています。
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コンビ アンブレッタ 4キャス、アップリカ オプティア、ピジョン フィーノ、コンビ Atto(オート4輪未搭載)などが代表的なモデルです。
軽量・両対面タイプ
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軽量、コンパクトなのにフル装備
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使いやすさと機能性の融合
- 軽さ重視型
「多機能・両対面タイプ」を一回り小さくすることで「使いやすさを重視」したモデルに仕上げたのが軽量・両対面タイプ。
2019年現在、A型ベビーカーで最も人気となっているのがこのカテゴリーモデルです。
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オート4輪(オート4キャス)搭載モデルが人気の中心にありますが、未搭載モデルにも一定の需要があります。
主要モデルは以下のとおり
アップリカ ラクーナクッション、コンビ スゴカル、ピジョン ランフィRA9 (以上、オート4輪搭載モデル)
グレコ シティゴー、コンビ メチャライト、アップリカ カルーンエアー(オート4輪未搭載)
背面スタンダードタイプ
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機能を最小限にとどめたシンプルな構造
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軽量、コンパクト
- 安価
新生児期から使えるA型ベビーカーを最もシンプルに仕上げているのがこのモデルの特徴。
近年のベビーカーはさまざまな利便性と快適性を考慮に入れた機能が満載です。しかしながらあえて余計な機能を省き、シンプルに作られているのが本ベビーカーの特徴です。
両対面機能、オート4輪機能は備わっておりませんが、それ以外では基本的に従来のA型モデルとの違いはありません。
余計な機能が付加されていない分、軽量・コンパクトにできており、驚くほどリーズナブルなのも見逃せません。
Joie エアスキップ メッシュ、リッチェル カルガルーファースト、Pali トレプントノーベ ベルニコなどが代表的なモデルです。
持ち運び重視型
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折り畳み時のコンパクトさ
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ストラップを利用して肩からかけて移動が可能
- 自動車のトランク収納や玄関先の保管に場所をとらない
売れ筋のA型ベビーカーは軽量・コンパクトにできており、トータルの使いやすさでは高い評価を得ています。
しかしながら「軽量・コンパクト」といっても決して持ち運びやすいわけではありません。
持ち運びやすさとは軽さだけではなく、持ち運び方法も重要になってきます。
アップリカ ナノスマートをはじめとするこの機種群の特徴はパッと畳んで驚きのコンパクトサイズになること!しかもカバンのように肩からかけて移動が可能なのでママと赤ちゃんの二人きりのお出かけに最適。
折り畳み時は超コンパクトになるので保管場所に苦労することもありません。
アップリカ ナノスマートプラス、ピジョン パタンなどが代表的なモデルです。
インポートモデル
画像:サイベックス ミオス
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他人との差別化を図りたい
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一味違った外車テイストを味わいたい
- 剛性感、安心感がほしい
インポートベビーカーはまだまだ台数は少ないものの急速にシェアを拡大してきている感があります。
人と違ったモデルを使いたい、ガッチリとした安心感がほしい
そんな方に支持されています。
日本ブランドとは明らかに異なります
前途までの説明は基本的に日本ブランドのベビーカーを中心に解説してきました。インポートモデルにもA型ライクなモデルが数多くありますが、あえて説明を分けたのは日本車と外車のテイストの違いがあるからです。
日本国内ではタイトな空間が多く、コンパクトで簡単に折りたためるモデルに人気が集中しており、メーカー側もそのあたりを意識したベビーカーを中心に送り出しています。
対してインポートモデルのほとんどが欧米の土地柄なのか大型でがっちりとしたモデルが多く、しかも折り畳み法も日本ブランドのように小さくなることはごく稀です。
インポートモデルの重視するところ
使いやすさや軽さ、持ち運びを重視する日本ブランドベビーカーに対し、インポートプランドモデルは、剛性やゆったりとしたサイズなどを重視している傾向にあります。
ネガティブな側面から言うと「大きく、重たく、使い勝手がイマイチ」な印象のインポートモデルですがポジティブな側面を言えば「高い剛性、高水準の走行性」などと表裏一体の部分を理解しなければなりません。
日本で利用するのに適したモデルもいくつかあります
はっきりと申し上げれば日本国内で使うならば日本ブランドのベビーカーのほうが使いやすいです。
ただし、日本ブランドの製品に近いテイストを持ったモデルもいくつかあり、そのあたりのモデルは高い人気があります。
画像:サイベックス ミオス
画像:バガブー・ビー・ファイブ
サイベックス ミオスやバガブービーはその代表格。
プレミアムインポートブランドである両製品は突出したステータス性を兼ね備え、しかも日本ブランド品とほぼ同等のサイズ・機能性を有した使いやすいモデル。
A型インポートモデルでは1.2を争う人気機種です。
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さいごに
A型ベビーカー選びは使い手のライフスタイルによって異なります。
どのタイプが最良のモデルかは一概には言えないのです。
・最上の走行性能を追求するなら 3輪タイプ。
・フル装備の高級モデルがお望みならば 多機能・両対面タイプ。
・いいとこどりの使いやすさを求めるならば 軽量・両対面タイプ。
・シンプルにコストをかけず使いたいならば 背面スタンダードタイプ。
・持ち運びやすさと保管スペースを重視するならば 持ち運び重視型タイプ。
・個性を発揮したいならば インポートモデル。
以上の説明はすべてにおいて合致しているとは言えませんが大きく分けると概ねこんな感じかと思います。
A型ベビーカー選びの概要はご理解いただけましたでしょうか